沼津・富士市議会合同研修で先端農業推進拠点「AOI-PARC」アオイ・パークを視察
2019年 01月 22日

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昨日(21日)は、沼津市議会と富士市議会の合同研修会に参加した。
現沼津市長の頼重市長が議長だった昨年、富士市議会の望月議長と「合同研修をやりましょう」と話をし、それを現在の渡部沼津市議会議長が引継ぎ、実現したものだ。

研修会場は、愛鷹山の中腹にあるAOI(あおい)パーク。


元の東海大学開発工学部跡地だ。

AOIは、アグリ(A)、オープン(O)、イノベーション(I)の頭文字をとったもので、アグリ=農業、オープンイノベーション=新技術を、一人で囲い込むのではなく、知恵を出し合い、今までにない新しい価値を生み出す取り組み方、つまり「農・食・健(康)を総合した科学技術・産業を創造する拠点」だ。

目的は2つ。「農・食・健の研究開発」と「ビジネス支援」だ。

静岡県が主体となり、2017年8月に開所し、一般財団法人アグリオープンイノベーション機構が運営している。

理化学研究所や慶応大学の研究室も入っている。



例えば、慶応大学の研究室では、農業における「AI学習システム」を開発中だ。

プロの農家さんの作業中の目や手の動きをデータ化することで、農業初心者が剪定・摘果や水遣りの場所や時期をアプリで学習するという具合だ。


また、研究開発に取り組む一般企業等も入居しており、昨年暮れには、㈱増田採種場さんが、全国で初めて機能性表示食品として消費者庁に受理された生鮮葉物野菜「ソフトケールGABA(ギャバ)」を、AOIで開発されたそうだ。
沼津市及び沼津市内の農業関係団体・企業もさまざまな場面でAOIと接点を持ちながら活用しているようだ。
出遅れ気味の富士市も、是非AOIと関りを強め、農業振興につなげていきたい。
by koike473 | 2019-01-22 08:08 | Trackback | Comments(0)