三島馬鈴薯の収穫作業を動画で配信し、福祉事業所との距離を縮める   一歩先を行く三島市の「農福連携」への取り組み

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 少し前のことだが、19日(金)は、議会のユニバーサル就労推進議連の役員で、三島市を訪問した。

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 三島市が取り組む「官民協働による農福連携」についてのヒアリングだ。

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 議連では、昨年から今年にかけて「農福連携」をテーマに研究に取り組んでいるが、新聞報道で三島市では「三島函南南農福連携支援連絡協議会」が本年5月に設立され、いくつかの事業に取り組んでいることを知り、この日の訪問となった。

 三島市の農政課と障がい福祉課の方々から説明を受け、そのための連絡調整には議会事務局の方々にお世話になった。

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 農業サイドからは、箱根西麓の馬鈴薯などを生産する農家=家族経営体における農業経営・規模拡大のカギは「労働力の確保」。

 福祉サイドからは障がいがある人の経済的基盤を補強するカギは「工賃倍増」。

 そんな中、昨年、モデル事業として「三島馬鈴薯」の掘り取り作業などを、福祉事業所の利用者の皆さんに4軒の農家で取り組んでもらったところ、評価が高かったこともあり、本年5月の「連絡協議会」設立につながったそうだ。

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 本年も6月からモデル事業に取り組んだが、作業の様子を動画で撮影し、それを福祉事業所に配信して、作業内容を把握してもらうとともに、それぞれの利用者の皆さんに対応した「業務分解」を福祉事業所側で考えてもらっている。

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 また7月から1年間の予定で「農福農業塾」を開催している。

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 これは、「農業に一歩を踏み出すにあたり、農業の専門知識を持つ職員がいない」という福祉事業所からの声に応え、基本的な農業技術や知識の習得を目的にした塾だ。

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 こうした三島の農福連携事業には、JA三島函南が大きな役割を果たしているのを感じる。

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 連絡協議会の立上げに加え、事業を進める上での相当の負担金も支出している。

 富士市でも、まずは落花生、カリフラワーなどを事例に、三島方式の「モデル事業」に取り組み、多くの福祉作業所の皆さんに、その可能性を知っていただくことから始めては!と感じたヒアリングだった。


by koike473 | 2018-10-30 07:49 | ユニバーサル就労 | Trackback | Comments(0)  

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