まだまだ調査、検討が必要! 「中核市移行検討講演会 ~中核市移行と富士市の未来を考える~」
2018年 08月 27日
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25日(土)は、「中核市移行検討講演会 ~中核市移行と富士市の未来を考える~」が開かれた。
会場は、ロゼシアター中ホール。
最初は、前日「『東京都立大学』に校名を戻す」とニュースで報じられた首都大学東京の伊藤正次教授による基調講演。
タイトルは「中核市移行の意義と展望 ~人口減少時代の広域連携の視点から~」。
「中核市とは」、「中核市になると何ができるのか」。
移行に伴う「コスト」と「メリット」。
そうした中で、近藤先生がポイントに置いたのが、人口減少が深刻化していく中で、周辺の都市と連携しながらどれだけ自主的な行政運営ができるか?
そしてその手段として「中核市という選択肢もある」。
さらに「中核市を選択しないと圏域のリーダーになれないのでは?」的なまとめ。
そして後半は、さまざまな立場で活動する4人の市民の皆さんを交えたパネルディスカッション。
異口同音に「中核市になるメリットとデメリットが、まだよくわからない」との中で、「若者が帰ってきたくなる富士市に」、「移住者に選ばれるまちに」、「民間の力、ノウハウが活かせるまちに」等の要望が上がった。
果たして、「中核市」に移行することが、(もちろん「すぐに」とは思わないが)将来像に近づく手掛かりになるのだろうか?
現段階では、移行やその後の増加する事務にかける財源やエネルギーを、他の政策や事業にかけた方が「中核性」、「ブランド力」を高め、生き残る都市になるのでは?との思いが私は大きい。
この日の講演、議論では、まだまだ調査、検討することが多いと改めて感じた。
私は「中核市移行表明」でなく、「中核市移行検討開始表明」とすべきだと思うのだが?
by koike473 | 2018-08-27 07:45 | 市長選挙・富士市政 | Trackback | Comments(0)