「70~80年後」と「来年・再来年」 両睨みで進める必要性を実感した「立地適正化計画」と「市街化調整区域の土地利用方針」案の説明会

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 夕べは、鷹岡まちづくりセンターで開催された「富士市の都市づくり(都市計画)に関する地域別説明会」を聴いた。

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 具体的には、市の都市計画課が中心となり現在策定中の「立地適正化計画」と「市街化調整区域の土地利用方針」の素案についての説明会だ。

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 市内を6ブロックに分け、先週から拠点となるまちづくりセンターで開催している。

 私は、自分が住む今泉地区が対象となる25日の吉原まちセンの説明会に出たかったが、既に別件が入っており、昨日の鷹岡に出かけた次第だ。

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 会場に開会時刻(19時)の5分前に着くと、既に50人ほどの皆さんが集まり、「これまでで一番多いです」とのこと。

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 市から、人口が減少し、高齢化が進んでも、暮らしの質を維持する都市づくりを進めるには、これまでの「つくる・ふやす」から「いかす・まもる」に転換する必要がある。

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 そのために「集約・連携型の都市づくり」を進めていきたいとの説明が。

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 さらに具体的には、市街化区域については、5つの区域を設定しメリハリのある土地利用を推進していく。

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 またこれは、急にはできないので、転居や建替の時に考えてもらう「時間をかけた取り組み」だとの説明だった。

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 説明後の質問タイムでは、「もっと人口を今より増やすような取り組みを」という方もいたが、それは残念ながら難しい。

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 これは日本全国の人口推計グラフだが、この右肩下がりの「傾き」は、富士市だけが避けられるものでない。

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 一部エリアで、まだ人口が増加していても、グラフの波形が3040年ずれるだけで、100年以上のスパンで見れば全国と同じ傾向だ。

 議会では、この素案について5月中旬に「政策討論会」で、今週(28日)には「都市活力再生戦略」の進行管理を審査する「一般・特別会計決算委員会」で、議員間で意見交換を行った。

 私は、人口が減少しても我々世代は何とか逃げ切れるかもしれない。しかし、我々の孫やひ孫の時代(2100年頃)を考えたら、これ以上の「勝手なまちづくり」は許されないとの立場で、この計画に賛成の意見を述べた。

 一方、夕べは、長期的な構想は理解するが、「目先のこと」にも配慮すべきだとの意見もあった。

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 2世帯住宅や、親子が近居する場合の補助制度などの必要性だ。

 7080年後を考えながらも、目先の具体的な取り組み(誘導策)もともに考えなければならないことを改めて実感した説明会だった。


by koike473 | 2018-06-01 08:14 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)  

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