まずは富士市役所が身近で最大の「ユニバーサル就労協力企業」に! 東大・近藤先生を招いての「ユニバーサル就労研修会」
2018年 02月 06日

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2日(金)は、市が主催する「ユニバーサル就労研修会」が開催された。

対象は、市長をはじめ部課長等の行政職員、議員、ユニバーサル就労推進協議会委員。

講師は、東京大学先端科学技術センター 人間支援工学分野の近藤武夫准教授だ。

近藤先生には、昨年5月に塩尻市(長野県)の講演会で初めてお会いし衝撃を受け、6月にはユニバーサル就労議員連盟の役員や関係職員とともに東大を訪問させていただいた。

6月議会の一般質問では、「超短時間雇用」(IDEAモデル)を提唱している近藤先生と連携した取り組みができないかと提案し、今回まず第一歩としてそれが結びついた形だ。

近藤先生からは、その人が可能な「時間で(超短時間でも)」、「業務内容・範囲をしっかり決める」ことにより、従来働きにくかった人でも、十分働くことが可能との説明があった。

一般の新卒就労者でも2年後の離職率が30~45%にもなるのに、川崎市でのIDEAモデルでは離職率は17.5%に留まっているそうだ。


近藤先生の講演後、市役所内でのユニバーサル就労を目指した取組みの紹介があった。

近藤先生の提案と共通する「業務分解」の考え方で、仕事を切り出している。

担当部署の生活支援課以外にも、複数の部署で試行的な取り組みが始まっている。


この日は、さらに市役所全ての部署での取組みへの協力が投げかけられた。

富士市役所が身近で最大の「ユニバーサル就労協力企業」を目指し、動き始めたということだ。
by koike473 | 2018-02-06 08:28 | ユニバーサル就労 | Trackback | Comments(0)