下水汚泥のさらなるエネルギー化率向上に向け検討を進める富士市西部浄化センター
2018年 01月 28日
インフルエンザの熱も下がり、と言っても今回は38.3℃が最高で、その後の腰をはじめとする節々の痛みと咳が長引いた。
しかしそれも何とか全快!
明日から取り戻すぞ!挽回だ!
今夜は、22日(月)に建設水道委員会で視察した後半の西部浄化センターの話。
昨年10月に、建設水道委員会で黒部市(富山県)を視察した。
下水汚泥やし尿、食品残渣等のバイオマスをエネルギーとして有効活用していた。
地元・富士市ではどうなのかと西部浄化センターに伺った次第だ。

まずは室内で説明。


流入してきた下水が、何度かの浄化施設を経て、きれいになっていく。

実際の現場。
最初沈殿池。

エアレーションタンク。



最終沈殿池。

浄化した後、放流する前の水質の確認。

一方、こちらは浄化の際に発生する汚泥の流れ。

汚泥消化槽。

濃縮された汚泥を温め、嫌気性の状態の中でメタン発酵により有機物を分解し、メタンガス(消化ガス)を発生させる。
その消化ガスを燃料にボイラーで燃焼させ、その蒸気で汚泥消化槽を55~58℃まで温める。


しかし、ボイラーで使われない余剰のガスは、この燃焼装置で燃やすだけ。

汚泥脱水機。


水分80%の汚泥。

汚泥は、セメント原料、コンポスト、路盤材等に再利用されているが、そのまま焼却の割合も高い。


市では、まずは西部浄化センターの改修にあたり、複合化、広域化等、さまざまな工夫により、下水汚泥エネルギー化率を上げていく方針だ。

方法は、いろいろあるようだ。
大いに期待したい。
by koike473 | 2018-01-28 23:22 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)