「わざわざ通わせたくなる中山間の学校」 9年制の「高知市立義務教育学校土佐山学舎」

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 昨日まで3日間、議会で所属する会派・ふじ21で四国方面に行政視察に出かけていた。

 今日は「高知市立義務教育学校土佐山学舎」の話。

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 富士市でも、「富士市小中連携・一貫教育基本方針(案)」のパブリック・コメント募集15日まで行われていたが、ちょうどその日に、全国に先駆けて28年度から9年生の義務教育学校となった土佐山学舎を視察した。

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 土佐山地区は、高知市の北部にある地区(旧土佐山村)で、中心地から車で約30分、平成17年に合併して高知市となった。

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 過疎化が進み、平成20年頃からは、「小学校、中学校を中心地の学校と統合へ」という声も出始めたようだ。

 しかし土佐山地区は、以前から「社学一体」という考えで地区全体で学校を支え、子どもたちを育てるという気風があり、平成22年には、地区から小中一貫校整備に係る要望書が市に出された。

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 それらを受け、23年度には高知市が「土佐山百年構想」を策定し、「社学一体・小中一貫プロジェクト」が地域づくりの柱の一つに位置付けられた。

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 その後の取組みが戦略的だ。

 「魅力と特色ある教育」を展開することにより「わざわざ中山間の学校に通う」ようになり、それが中山間地の活性化の一翼を担うことになる。

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 つまり「教育は地方創生の一つの役割り」という考え方で取り組んでいるそうだ。

 竹崎校長(女性)と教育委員会の和田教育企画監。

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 英語教育に力を入れている土佐山学舎ですからと「ナイストゥミーチュー」で、あいさつが始まった。

 多くの児童生徒がスクールバスで通学しているが、バスが来るまでの時間は、放課後だが英語教育が行われる。

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 写真は1年生だが、身体全体で吸収しているのを感じた。

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 既に89年生(中学でいえば23年生)で、英検準2級合格者を7名輩出している。

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 また、9年間を通じた教育プログラムが工夫されている。

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 特に「社学一体」の理念で、地域の皆さんも協力しながら「土佐山学」を学び、最終的には地域への貢献を目指している。

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 1学年20名以内が児童生徒の定数(計180名)で、現在141名が在籍しているが、「特認校制度」(地域外からの通学者を募集)により、内87名が校区外通学者だそうだ。

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 通学には、市中心部とを結ぶスクールバスを市が運行している。

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 土佐山地区への移住者も増え、このまま行けば12年後には、新規に校区外からの募集は行わなくてもやっていけそうとのことだ。

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 「中山間地への市内留学」のイメージだ。

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 ここまで来るには、議会等でもさまざまな議論があったようだが、現在は議会、市民からも支持・応援の声が多いとのこと。

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 「わざわざ、通わせたくなるような魅力ある学校づくり」が、人口が減少する中での地域づくりの「大きなキー」になるのを感じた。


by koike473 | 2018-01-18 10:23 | Trackback | Comments(0)  

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