目からうろこ! 「上下水道事業の広域化の勧め」 富士市上下水道経営審議会での講演
2017年 09月 06日
にほんブログ村
昨日は、「富士市水道事業及び公共下水道事業経営審議会」を傍聴した。
6月議会で、私が一般質問した件が多く含まれていたので興味深く聴いた。
1つは、今朝の静岡新聞でも書かれているが「下水道計画の見直し」による郊外部の下水道から浄化槽への計画見直しの件。
もう一つは議題に先立ち行われた講演「上下水道事業の特徴と経営戦略プランの趣旨について」。
講師は、元福島県三春町企業局長で、総務省・地方公営企業等経営アドバイザー(水道・下水道)を務める遠藤誠作氏だ。
遠藤氏は、「経営戦略」策定の意義として「経営基盤強化と財政マネジメントの向上」を強調された。
「コストが高いのに、その半分しか使用料で賄われていない」(ちなみに富士市は1㎥当り汚水処理原価252円に対して、使用料は136円(27年度))。
特に興味深かったのは、使用料値上げも検討しなければならないが、経営体制の抜本的改革だ。
上下水道事業の「広域管理の勧め」だ。
例えば富士市・富士宮市の上下水道を併せると、総資産2,000億円?は上場企業並みだ。
安定した顧客(市民)があり、150人の職員がいれば相当の運営能力はある。
製紙業界には、「水処理」のエキスパートが多数いる。
共同管理から段階的にスタートすることを検討したらどうかという提案だった。
これまで考えてもみない話だっただけに、今後の「経営戦略プラン」の内容がどうなるか注視していきたい。
by koike473 | 2017-09-06 07:42 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)