「公害」を知らない学生に「公害のデパート」と呼ばれた歴史と課題を伝える 来年3月で撤退の常葉大富士キャンパスで講義
2017年 07月 27日
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先週の水曜日・19日は、常葉大富士キャンパスで「富士山と産業 ~工場の集まる富士~」というテーマで講師を務めた。
5年前から私の後援会長である勝亦正人さんが始め、一昨年から私が引き継いでいる授業だ。
担当は、山田辰美教授。
「富士山」を様々な視点から取り上げ、ここでは「産業」、特に「公害のデパート」と呼ばれた富士市の変遷と取組みを紹介する。
と言っても、富士市の小中学校の社会の副読本から、既に「公害の歴史」が消えている。
現在の大学生どころか、その親の世代すら「公害」を知らない人もいる。
今回は、昨年完成した「富士市の公害克服史」のDVDも併せて上映した。
山田先生や学生達を見ながら、「環境防災学部」(現・社会環境学部)を擁し4年制の富士常葉大学として開学した時の期待感を思い出した。
「富士山の麓で、公害で苦しみ、東海地震が予想される富士市だからこその大学だ!」という高揚感があった。
それが本年度いっぱい、来年3月で撤退する。
この講義も今回で終了だ。
議会の一般質問でも取り上げ、提案したが、さまざまな観点から新たな高等教育機関の富士市への立地を検討しなくてはならないと思う。
by koike473 | 2017-07-27 07:46 | Trackback | Comments(0)