「富士に生まれた東洋美術史の世界的権威 大村西崖」特別講演会
2017年 05月 17日
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昨夜、神戸から帰宅した。
じっくりと防災、中小企業振興のことを学び、考えることができた研修だった。
今日は、14日(日)に参加した「大村西崖 特別講演会」のこと。
先日もブログで書いたが、現在富士山かぐや姫ミュージアム(市立博物館)では、第54回企画展として「東洋美術の父 大村西崖」が開催中だ。
この一環として、大村西崖研究の第一人者である吉田千鶴子氏を講師に招き、開催した講演会だ。
小さな会場は満席。
西崖の一生をたどる形で講演は進んだ。
私が感じたのは、学者、教育者というより、「出版プロデューサー」としての西崖だ。
週刊誌やもちろんインターネットもなかった当時、様々な知人との縁を活かし、東洋美術や仏教に関する書物や画集を刊行している。
もちろん西崖自身が主な執筆者、編集者だが、刊行の金策まで彼が担っている。
西崖は、水戸島の塩澤家に生まれ、25歳の時に岩淵の大村家の婿養子となっている。
故郷への愛着が深く、「富士」には頻繁に立ち寄っていたそうだ。
これまで、こんな偉人がいたとは知らなかった。
企画展は、今週末(21日)までです。
お薦めです!
by koike473 | 2017-05-17 07:19 | Trackback | Comments(0)