今日は私の一般質問 「常葉大学富士キャンパスの撤退に伴い考える高等教育機関の市内立地の意義等について」
2017年 03月 08日

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今日は、2月議会での私の一般質問の日だ。
質問テーマは「常葉大学富士キャンパスの撤退に伴い考える高等教育機関の市内立地の意義等について」
午後1時からです。
今回の質問にあたっては。「消えゆく限界大学」という本が非常に参考になった。

著者は小川 洋氏。
埼玉県内の高校、大学で教員を務められた方で、膨大なデータをもとに「淘汰される弱小私大」、「生き残れる大学とは」を示している。
いつものように長文ですが、お目通しいただければと思います。
常葉大学が「富士キャンパスを閉鎖・撤退し、新設される草薙キャンパスに移転する」ことを発表し1年が経過しました。
この間、市当局は大学側と交渉を重ねる一方、議会においては昨年9月定例議会で「常葉大学富士キャンパスの撤退に伴う跡地利用に係る決議」を行い、「…当該地は本市の第四次国土利用計画(富士市計画)の土地利用構想で、スポーツウェルネス交流ゾーンとして重要な位置づけにあり、検討に当たっては本市と十分な協議を進め、このゾーニングに即した、市民に納得がいくようなものになることを強く求める」と申し入れしてきたところであります。
平成30年3月の富士キャンパス閉鎖まで1年となり、「跡地利用」に目が行きがちであるが、ここで今一度、高等教育機関設置を求める多くの市民の声が後押しする形で開設された「富士キャンパスが存在した意義・効果」をしっかり把握、評価しておくことが重要と考える。
またその上で、今後、富士市において新たに高等教育機関を立地誘導することの意義、可能性についても検討していくことが必要ではないかと考えます。
そんな観点から以下質問いたします。
1 常葉大学富士キャンパス(旧常葉学園富士短大、旧富士常葉大学含む)が存在してきたことによる以下のさまざまな影響、効果を数量的にどう把握しているでしょうか、またそれをどう評価するでしょうか
(1)市内高校生の進学受け皿の面から
(2)市外出身学生のアパート入居・消費の面から
(3)卒業生の市内への就職(雇用)、定住の面から
(4)教員の研究活動、行政等が設置する委員会等への学識経験者としての参画の面から
(5)市民大学、公開講座等開催による市民の教養深化の面から
(6)学生の授業、サークル活動を通じたまちづくりへの貢献の面から
(7)大学が存在、運営されることによる雇用、各種取引等の面から
2 常葉大学には、1で述べた「大学の存在意義・効果」等を客観的、学問的に調査、評価できる先生方が経営学部等に多数在籍されています。大学とともに、改めて詳細な調査を行い、記録として残すとともに、今後の検討、判断の参考資料とすべきと考えますがいかがでしょうか
3 常葉大学とのやり取りの中で、一部機能(サテライトキャンパス等)の市内立地についての可能性をどう把握しているでしょうか
4 市では、首都圏から富士市へのUJIターン促進策を進めていますが、若者の定住の観点からは、「地元の大学に進学し、詳細な地元の就職情報の中で判断し、地元の企業に就職する」こともUJIターン同様、もしくはそれ以上に効果が高いと考えますがいかがでしょうか
5 富士市として新たな高等教育機関の立地誘導をどう考えるでしょうか
(1)意義・効果と課題
(2)18歳人口が減少を続ける中で、地域産業の研究・開発にもつながる大学院大学や(仮)専門職業大学等の誘致を検討する考えはないでしょうか
6 常葉大学富士キャンパスの跡地利用計画の進捗はどう把握しているでしょうか
by koike473 | 2017-03-08 07:51 | Trackback | Comments(0)