見附市(新潟県)の「健幸都市づくり」(スマート ウエルネス みつけ)

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 今日のブログは、昨年12月に会派で視察した見附市(新潟県)の「健幸都市づくり」(スマート ウエルネス みつけ)の前半の報告。

1 見附市の概況
 ・見附市は、新潟県の中央に位置する人口4万人強の小さな市
 ・平成の大合併の際には、どことも合併せずに独自の道を歩んでいる
 ・平坦な市街地、水田地帯が広く広がる
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2 「健幸都市づくり」(スマート ウエルネス みつけ)の考え方と施策
 ・平成21年に、現在の久住市長が「健幸」をこれからのまちづくりの基本に添えて政策を進めることを発表するとともに、これに賛同する全国の市町の首長に研究会発足を呼び掛けた
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 ・そこで建ち上がったのが「Smart Wellness City首長研究会」であり、「SWC」が見附市のキーワードになっている
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 ・検診、運動(「歩く」ことに重点)、食生活、生きがいの4本柱でこれまで施策展開を進め、介護認定率、医療費等で顕著な成果が上がっている
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・更にまちづくり全体の要素を加え、本年度から始まった第5次総合計画そのものが、SWCの考え方でつくられている
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 ・またこうした取り組みが、国の地方創生モデル事業(地域活性化モデルケース)として注目され、全国から視察が続いている(当会派の視察が何と本年度86回目の視察)
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3 「健幸都市づくり」を公民連携の形で進めている施策・事業
 ・民間出身(岩谷産業)の久住市長のもう一つの考え方が、「市民・民間との協働」であり、視察の中では「健幸都市づくり」を公民連携の形で進めている施策・事業について具体的に説明を受けた

1)コミュニティワゴン
 ・「健幸づくりの基本は、歩くこと、家から出かけること」であり、中心市街地に人が集まりやすくするためには公共交通を充実させることが基本との考えで、路線バス、コミュニティバス、デマンドタクシーに取り組んでいるのは、富士市と同様である

 ・加えて、「地域の交通課題解決と地域活性化に役立てる」ことを目的に、各地区に10人乗りのワゴン車(コミュニティワゴン)を1台無償貸与(約300万円/台)している
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 ・車検代、修繕料、保険料(運転手除く)は市が負担し、運転手は地域住民が有償ボランティアで務めている(1日1000~3000円、運転手の保険料は地元で負担)→「公民連携」

 ・使い方は、①地区の活動団体(町内会、敬老会、少年野球チーム等)の移動、②定期運行の2パターン
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 ・定期運行については、タクシー業界との協議の中で、①各地区の停留所を回ってスタートし、②目的地は1回の運行で市内中心部又は医療機関集積地域の1ヶ所としている

 ・買い物が不便な地区では、定期運行の形でなくても、市内中心部への買い物バス的な活用も可能

 ・白タクではないため、料金は取れない(取らない)

 ・定期運行は現在4地区で行っているが、利用者は年々増加傾向にある

後半は、また後日ということで。

by koike473 | 2017-01-05 07:51 | Trackback | Comments(0)

 

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