「生活クラブ風の村」さん(千葉県)が進める「ユニバーサル就労」の実践
2016年 12月 27日
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昨日は、議会の「ユニバーサル就労推進議員連盟」の有志で、千葉県にある「生活クラブ風の村」さんを視察訪問した。
現在、(仮称)ユニバーサル就労の推進に関する条例(案)のパブリックコメントが行われているが、この「ユニバーサル就労」という言葉は、風の村さんが商標登録されている。
今後、富士市でこの言葉を使用していくにあたっては、正式に許諾をいただく必要があり、その打合せを兼ねて、風の村さんが運営する施設の見学もさせていただいた次第だ。
午前中は、千葉市にある「生活クラブいなげビレッジ虹と風」を訪問。
UR(都市再生機構)の園生団地内にあり、高齢者向け住宅、デイサービス、ショートステイ、診療所などを運営するとともに、園生団地の「寄合所」的な役割も担っている。
障害を持った方や、引きこもりだった方等、計7名がここで働いている。
午後からは、佐倉市にある「とんぼ舎さくら」を訪問。
障害を持つ皆さんの働く場として、地元のダイコンやキュウリを加工し、漬物につけたり、クッキーを焼いて販売している。
厳しい衛生管理のもと、さまざまな工夫をしながら就労の場を創り出しており、20人以上の皆さんが働いている。
池田理事長さんが言われた
「地域の福祉需要は分野別・縦割りではない。『ごちゃまぜ』だから、我々も『ごちゃまぜ』に対応できる体制でなければならない」
「ユニバーサル就労を進めるには、その受け皿(就労先)として、理解がある社会福祉法人とまずは連携して取り組んでみてはどうか」
が印象的だった。
風の村さんの考え方、取組みを、ぜひ富士市でも拡げていければと思う。
by koike473 | 2016-12-27 07:40 | Trackback | Comments(0)