スカスカな富士市をどう維持・集約していくか 「立地適正化計画」の勉強会
2016年 10月 28日
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少し前の話になるが、13日(木)は、立地適正化計画の勉強会に参加した。
富士市は、29年度から具体的な策定作業を進めるが、この日は市の関係部署のワーキングメンバー?を集めての最初の勉強会だった。
都市計画課の主催で、議員にも案内があり、10名ほどの議員も参加した。
勉強会では後半だったが、富士市都市計画課から「富士市が進める『集約・連携型の都市づくり』について」と題し、富士市の現状を紹介。
改めて富士市はスカスカな都市だと認識させられた。
まちなかの人口は減り続け、周辺部の開発が進んできた。
人口が比較的集中しているDIDは拡大しているが。
DID内の集積は薄く、その人口密度は18位。
その結果、人口は県内3番目の規模なのに、地価は10位。
このままでは「都市」が持たない!
前半の国土交通省中部地方整備局(名古屋)の担当者からの「立地適正化計画制度によるコンパクトなまちづくり」と題した制度や事例の紹介に戻ると。
人口が減少していく中で、コンパクトな都市づくりの必要性、その取組み方について説明。
「時間軸を持ったアクションプラン」に納得。
計画を策定した熊本市や札幌市の事例を見て驚いた。
住宅立地を誘導する「居住誘導区域」の市街化区域に対する面積比率の低さだ。
熊本市が54.7%
札幌市に至っては23.3%だ。
真っ先に思ったのは、「どうやって合意を取ったのだろう?」
背景や客観的なデータをわかりやすく「見える化」した中で、ていねいな説明と真摯な議論を積み重ねていく重要性を感じる。
今後の2年がヤマ場だ!
by koike473 | 2016-10-28 08:22 | Trackback | Comments(0)