昨年9月の鬼怒川水害を思い出す中での28年度富士市水防訓練
2016年 05月 17日

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15日(日)は、28年度の「富士市水防訓練」が行われた。

会場は富士川沿いの雁(かりがね)公園。

昨年9月の鬼怒川決壊水害を誰もが思い出す中での、重要な訓練だ。
市内10地区の水防団員と、有事の際に重機等を使い駆け付ける建設業組合員の皆さんが実働メンバーとして参加した。

そして国、県、市、関係団体の職員、さらには伊豆の国市の職員も見学参加。




今年の訓練は、「訓練の指揮命令・報告系統の確認」に重点を置いて行われた。
それぞれの水防工法を担当する団で事前確認。

そして団で取り掛かる前の点呼・確認、その後訓練。






終了後の点呼・確認。

この日は、JR東海の「ふれあいウォーク」が雁堤遊歩道をルートの一部に行われたため、ウォーカーの皆さんも興味深げに見ながら歩いて行った。

今朝も雨が降っているが、これから梅雨、台風等の出水期を迎える。
鬼怒川水害のように、下流部の降雨量はそれほどでなくても、上流部で大雨が降れば下流部の水嵩は一気に増す。
富士川を始め、市内の河川は上流=急流、下流=緩やかな流れが大半であり、下流部の負担は大きい。


河川改修や堤防強化等のハード対策とともに、水防団等によるその監視、避難誘導等のソフト対策・訓練の重要性を改めて感じる。
by koike473 | 2016-05-17 08:06 | Trackback | Comments(0)