「若者を応援できる地域」とは「お節介な地域」をつくること ユニバーサル就労推進議連の年次総会
2016年 04月 12日
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昨日は、ユニバーサル就労推進議員連盟(議連)の年次総会が開催された。
私は、28年度も実質2年目の会長を務めさせていただくこととなった。
総会の議事は20分で終了し、後半は記念講演会。
講師は、静岡県立大学 国際関係学部教授 津富 宏氏。
津富先生は、富士市教育プラザで昨年4月から若者相談窓口事業「ココ☆カラ」を受託・運営するNPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡の理事長でもある。
講演テーマは「静岡方式 地域を創りなおす伴走型支援」だ。
藤里町(秋田県)で行った全戸ヒアリング調査によれば、若者(18~55歳)の10人に一人がいわゆる「引きこもり・ニート」であるそうだ。
この数字は、一般的なアンケート調査等と比べ桁が違うほど高い割合だ。
普通に就職しながらも、長時間労働等によりメンタル面で傷つき、疲れ果て、人とのコミュニケーションをとることが困難になり、そのまま引きこもってしまう。
そうした若者が、想像以上たくさんいることにショックを受けた。
しかし津富先生は、「働くことで人は変わる。仕事につなげ、人を変えるのは地域=人のつながりである」との考えだ。
NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡では、近くで暮らす市民のネットワークで、こうした若者を継続して支援していく「伴走型支援」に取り組んでいる。
ボランティアの市民が「俺の車で教育プラザまで乗ってきな」、「ハローワークに一緒に行くよ」、「俺、あそこの会社の社長を知ってるから、一緒に行ってみるか?」等々、できることでサポートしながら若者の就労を支援していく。
こうしたサポーターが富士市でも現在56人いるそうだ。
行政だけでは無理だ。
「若者を応援できる地域」とは、「お節介な地域」をつくることだ。
とともに、その接着剤や調整役を担っている団体そのものの支援の重要性を感じた。
by koike473 | 2016-04-12 07:28 | Trackback | Comments(1)
平日が800円の大阪市営地下鉄と市バスの1日券が、土日祝は600円ですので、土曜日はうつ病予防に出掛けます。
土曜日以外は、引きこもり。
55歳まで若者?
私も、若者?
静岡県の取り組みが素晴らしすぎる。
大阪府にもほしい。