2030年の1兆円市場を目指し用途開発の進展を期待 「CNFサンプル企業展示会」
2016年 01月 26日

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寒い日が続く。
今朝も我が家の畑には霜柱が立ちザクザクだ。
昨日は「CNFサンプル企業展示会」に参加した。

主催は「ふじのくにCNFフォーラム」、会場は富士市交流プラザだ。

地元・富士市は、市長、副市長を始め産業経済部からも部課長、職員が参加。


経済産業省からは、CNFは現在7,000円/kgが、2030年には市場規模1兆円、500円/kgでの供給を目指し、革新的創造技術の開発を促進していくとのこと。

それに伴う自動車用材料市場も最大2,500億円が見込まれるそうだ。

そしてお目当てのサンプル企業展示会とプレゼンテーション。

CNFの製造に取組む大手製紙会社、機械メーカー、工業薬品メーカー等、9社がプレゼン。


私は、先週視察で出かけた四国中央市(旧伊予三島市)に本社を置く大王製紙さんが気になった。

サンプルを無償提供してくれる。


製紙会社の中では後発組だそうだが、その分、サンプル提供、そして展示ブースも他の企業より積極的?

ブースで対応されていた方と、先週、四国中央市に伺った話をして、いろいろ話が盛り上がった。
スラリー状のCNFを触らせてくれる。

スライドで表示されたクラフト(化学)パルプ、機械パルプ、古紙パルプから作られた3種類と、パウダー状のCNF。

パウダー状のCNFを複数の割合で混ぜ込んだ複合樹脂。

CNFを入れるほど、軽くて、弾力性が出る。

こうした樹脂が自動車に使われると軽量化、燃費向上につながる。
各ブースで説明や名刺交換が行われた。


来月も、県富士工業技術支援センターが中心となり、交流プラザで情報交換会が開かれるそうだ。
「川上側」、CNFの製造側は出そろっている。
「川下側」、用途開発の進展が必要だ。
是非、富士市内の企業から新しい用途がどんどん出て来ることを期待したい。
by koike473 | 2016-01-26 07:51 | Trackback | Comments(0)