「長寿命化」が特徴 新居浜市(愛媛県)の「公共施設アセットマネジメント」
2016年 01月 25日
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今日のブログは、先週会派「ふじ21」で出かけた視察の報告。
新居浜市(愛媛県)の「公共施設アセットマネジメント」の取組みについてだ。
富士市を始め全国全ての自治体で、人口が減少し、財政的にも厳しくなる中で、公共施設の維持・更新のあり方が大きな課題になっている。
新居浜市でも、今ある公共施設を、これまでと同じように維持・更新(建替え)していくとなると、平成30年度以降は急増せざるを得ない。
そこで考えたのが、「アセットマネジメント」という考え方だ。
アセットとは「資産」であり、富士市で取組んでいるファシリティ(施設)マネジメントとほぼ同じ考え方だ。
基本的な考え方・方向性は、「予防保全」に積極的に取り組むことにより、公共施設の耐用年数を50年から65年に長寿命化するなど、5本の柱を掲げている。
それにより、今後30年間の経費削減効果が484億円、また更新費用の平準化を見込んでいる。
長寿命化については、既に平成24年度から計画的に取組んでいる。
まずは、330の対象施設から、屋上防水・屋根、外壁等の設備の修繕経過等を基に、59施設をピックアップする。
それらを現地確認。
老朽化等により優先順位づけを行い、毎年度、保全工事に取組んでいる。
アセットマネジメントのもう一つの柱である「統廃合」、「再配置」については、これから具体的な検討に入る。
「統廃合」、「再配置」については、富士市と同様、「総論賛成・各論反対」で非常に難しそうだ。
しかしやっていかなくてはならない。
「長寿命化」については、計画的に取組んでおり、またそのために「公共施設整備基金」を積み立てているのが特徴だ。
富士市の取組みについて、改めて確認・検討してみなければと思う。
最後は、おまけの記念写真。
by koike473 | 2016-01-25 07:43 | Trackback | Comments(0)