府中市(東京都)の全国初の取組み 道路や並木の点検、補修、清掃、剪定等を「包括管理委託」
2015年 10月 27日
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今日のブログは、先日議会の建設水道委員会で視察した府中市(東京都)の話。
府中市は、その名前が示すように、かつて武蔵の国の「国府」が置かれていたことに始まる歴史ある市だ。
市の中心部には、天然記念物の指定を受けているケヤキ並木が伸びている。
人口は、富士市とほぼ同規模の25.5万人。
視察で伺ったテーマは、「インフラマネジメントと道路包括管理委託」だ。
高度成長期に集中的に整備した公共建築物やインフラ(道路、橋梁、上下水道等)の管理費の増大が、どの自治体でも大きな課題になっている。
府中市では、インフラの劣化状況等の現状と課題を整理した「インフラマネジメント白書」、その上でインフラ管理に係る方針・計画をまとめた「インフラマネジメント計画」を作成している。
その中心を成すのが「道路包括管理委託」だ。
これまでは、道路の維持管理・補修は、市の直営と複数の業務委託で行ってきた。
それを、一定の面的エリアについて、補修、清掃、並木の剪定等の作業を包括的に委託することにより、市民サービスの向上とコスト縮減を図ろうとしている。
試行的に取り組んでいるエリアは、ケヤキ並木を含む市の中心エリア。
ブルーで塗られたエリアが対象区域。
受託側は、地元の建設会社等で構成するJVだ。
一番のコスト縮減項目は、市職員の人件費だそうだ。
民間のノウハウを活かした判断、行動で充分対応できているようだ。
現場を見学したが、「維持管理」は、「できて当たり前」という面があるので、なかなか成果はわからない。
この補修が該当?
26年度から3年間、全国でも初の取組みとして行われている。
3年間が終了した後、改めて成果を伺ってみたい。
おまけは視察メンバーの記念写真。
by koike473 | 2015-10-27 07:52 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)