基礎工事が始まっていた高層庁舎工事を中断・見直しして完成した太田市役所と清水市長
2015年 10月 22日
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今日は、先週視察で訪ねた太田市(群馬県)の話。
太田市は、富士重工業(スバル)の街として有名だ。
それとともに、現・清水 聖義(しみず まさよし)市長も有名だ。
1995年に現職の市長に選挙で勝って就任し、既に20年だが、初当選の選挙の公約が「基礎工事が始まり、高層ビルとして建設が始まっていた新市庁舎建設の見直し」だったそうだ。
ウィキペデイアから引用すると、
「太田市長就任後、選挙公約に掲げた太田市役所の新庁舎建設工事の見直しに着手。太田市では1994年11月から、市庁舎の老朽化に伴い、232億円もの建設事業費を計上した21階建ての新庁舎の建設を計画、工事が開始されていた。清水はこの豪華すぎる新庁舎建設を批判し、1995年6月16日をもって施工中の基礎工事を全て停止させる措置を取った。これに対し、地元の建設業者は反発したが、清水市長が自ら建設会社に出向いて説得を行い、1996年春、既に施工されていた基礎工事部分を利用した12階建ての新庁舎の建設が決定。10ヶ月以上にわたり中断していた工事は1996年3月22日に再開され、1998年3月25日に太田市役所新庁舎が竣工した。建設費は158億円に圧縮され、64億円が削減された。」
とある。
当初21階建ての計画だった12階の現庁舎。
当然、議員・議会も21階建てに同意・議決した後の見直しだったので、その調整も難航しただろう風景が目に浮かぶ。
円形の建物が議場。
宿泊したホテルの窓から。
当初計画だったら、ほぼこの2倍の高さだ。
視察内容の報告は、改めてということで。
by koike473 | 2015-10-22 07:32 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)