旧今泉地区戦没者慰霊祭で思う南スーダンPKOでの「駆けつけ警護」の危険性と無責任さ

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 23日(祝)は、旧今泉地区(今泉、一色、神戸、今宮)の戦没者慰霊祭が行われた。
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 毎年、吉原二中体育館で行われるが、今年は体育館を改築するので、古い体育館が解体されてしまったため、屋外にある忠魂碑の前で行われた。
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 こちらは解体して新築する体育館建設場所。この日は駐車場として利用。
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 私は、旧今泉地区から出征し、先の太平洋戦争で戦死された397柱の御霊(みたま)に黙とうを捧げるとともに、不戦の決意を新たにした。
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 しかし、安保法案が可決・成立した後、この日の新聞では「成立した安保法を適用し、来年5月にも南スーダンPKOで駆け付け警護」の記事が。
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 つい先日、国会(参議院)で「法案が通る前に、また防衛大臣が知らぬ間に運用計画を立てている」として問題になった件が、早くも現実に動き出そうとしている。

 国連PKOを率いた経験がある伊勢崎賢治氏(東京外国語大学大学院教授)によれば、「現在の国連PKOは、紛争当事者=交戦主体になることが前提」であるとしている。

 さらに伊勢崎氏は、「自衛隊の転機 ~政治と軍事の矛盾を問う~」(著者:柳澤協二)の中で、柳澤氏との鼎談で「いま事件が起きるとしたら、PKOの現場です。南スーダンですね。自衛隊の海外派遣に対する日本国民の『アレルギー取り』に使われてきたPKOの世界が、いま、一番危なくなっている。そこに送られている自衛隊員、陸自が一番リスクを負っている」と言う。

 来年の終戦記念日、そして戦没者慰霊祭で、新たな戦死者に黙とうする場面があってはならない。

 もしそうなったら、誰が、どう責任をとると言うんだ!
 それとも、複数の違憲状態の中で派遣しても「自衛隊員は殉職しても当たり前」とでも言うのか!

by koike473 | 2015-09-25 07:40 | 安全保障対策 | Trackback | Comments(0)  

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