「安保法案は、十分かつ慎重な審議をすることを求める意見書」を提出する請願を総務市民委員会で採択
2015年 06月 19日

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昨日開催された総務市民委員会で「政府に対し、安全保障関連法案の審議は、歴史的評価に耐えうるだけの十分かつ慎重な審議をすることを求める意見書」を採択し、執行することに関する請願が審議された。
請願者は、市内在住の小長谷保氏。
私は、この請願の紹介議員として説明した。
安保法案は、今現在、連日国会で審議されている。
しかし、全国規模の世論調査によれば81%が「説明不足」を感じている。
私もボリュームある法案の解説や資料を何度か目を通したが、よくわからない。
私の息子は現職の海上自衛官だ。
議員という以前に、親として様々な葛藤がある。
今はたまたま陸上勤務だが、あと1年ほどすればまた護衛艦に乗ることになると思う。
自衛官として与えられた任務は、しっかり、確実に全うしてほしい。
しかし、「憲法違反」の議論は別にして、息子がどのような場合に、どのような仕事をし、どのようなリスクがあるのか、またそれに対する安全確保対策がどのように採られるのか、そして最終的にその仕事、つまり自衛隊の活動が我が国の安全保障に本当につながるのかどうか、今の国会審議を聞いていてもよくわからないのが実感だ。
そんな思いで、紹介議員を引き受けた。
各会派で議論してきた総務市民委員会の委員も様々な立場で、考えで意見を述べた。
しかし最終的には、請願を採択し、「国会においては、国民の理解を得るための十分な時間をかけ慎重に審議することを求める」として意見書を提出すべきということでまとまった。
防衛、安全保障対策は、国の基本だ。
そして安全保障環境が大きく変化しつつあることも事実だ。
この請願を受けた意見書が、現実的かつわかりやすい国会議論につながる一石になればいいのだが。
by koike473 | 2015-06-19 08:15 | 安全保障対策 | Trackback | Comments(0)