小和田哲男先生の講演会「戦国史の中の善得寺 ～太原雪斎・今川義元そして三国同盟～」

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　1日（日）は、今泉地区まちづくり協議会設立記念講演会「小和田哲男講演会」を聴いた。

　静岡大学名誉教授の小和田先生は、戦国時代史研究の第一人者で、皆さん既にご存知の先生だ。
　講演テーマは「戦国史の中の善得寺　～太原雪斎・今川義元そして三国同盟～」

　会場は今泉まちづくりセンター。
　200人は入っただろうか？
　こんな満員のホールを見るのは初めてだ。

　今泉地区だけでなく、市内各地から「歴史マニア」のような皆さんが集まった。

　今川義元の軍師である雪斎は、善得寺の住持（住職）を務めていた。
　この雪斎がキーマンとなり、甲州・相模・駿河の「三国同盟」を結んだ背景には、当時の三国の軍事バランスとともに、それぞれの大名の家に、娘を嫁がせるという政略結婚による結び付きもあったそうだ。

　小和田先生は、「歴史に『なら、れば』は禁句だが、もし雪斎があと5年長生きしていたら、義元も桶狭間で亡くなることはなかっただろう。その後の歴史が大きく変わったはずだ」と話された。

　その「三国同盟」に由来する「善得寺まつり」が、今年も3月1日（日）に「善得寺公園」で開催される。