年末年始で顕在化した富士市斎場(火葬場)の大混雑

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 富士市の斎場(火葬場)が詰まっている。
 先週、友人から「火葬場が込んでいて、亡くなった日から1週間後でなければ火葬できないというので、通夜・葬儀も1週間後という知り合いが2軒あった」と連絡があった。
 私も、年明けに参列した通夜で、「寒くなって亡くなる人が多くて、火葬場がひどく混んでるだってね」という話は聞いていた。
 担当課に連絡を入れると、いろいろな状況の話があり「至急、対応検討を」との話で終わった。

 すると、その日の午後、私の叔母が亡くなり、夕方悔みに自宅に行くと、やはり同じような話になっていた。
 しかし家族(いとこ達)は「1週間もこのままでは、母親がかわいそうだ」とのことで、静岡市が管理・運営する庵原斎場で有料で火葬してもらうことにした。
 また、菩提寺の住職からも「これはおかしいですよ」と厳しい指摘があった。
 私自身も、「旧富士川町の皆さんには、『富士市の斎場へ』と言っておきながら、逆にこちらから有料で庵原斎場にお世話になるとは…」と絶句。
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(写真は、庵原斎場(静岡市HPから))

 話を総合すると、こんなことだ。
  ・富士市の斎場(火葬場)は、各葬祭場の出棺時刻を基準に火葬受付をしている
  ・市内には現在20ヶ所の葬祭場があるが、遠い所、近い所があり、出棺時刻は同じでも、火葬場への到着時刻にずれが生じる
  ・そのため昨年、火葬場の控室に結果として「ダブルブッキング」の状況が発生した
  ・市では、年間火葬実績数から、通常の火葬を早い時間帯と遅い時間帯に振り分け、1日10体を火葬することとし、その間に嬰児等、会葬者がほとんどいない火葬を組み込み、控室の利用調整を図る体制に11月から取組んだ
  ・しかし年末年始は亡くなる方が増えたり、2日間(12/31、1/1)の火葬場の休日が重なったこともあり、「積み残し」が急増した

 市では今週から、火葬場(現場)で利用調整を担当する職員を配置し、1日の火葬数を増やし始めた。
 このペースで行けば、今月末には、通常の火葬スケジュールに戻るとのことだ。

 しかし、長期的に見れば毎年亡くなる方は増加しており、その傾向は今後も続く。
 市の体制補強だけでなく、スムースな火葬場運営を行うための時間管理に関する仏教会、葬祭場との調整が早期に必要だ。

by koike473 | 2015-01-23 08:39 | 市長選挙・富士市政 | Trackback | Comments(0)  

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