「レジリエンスとは?」 国土強靱化と分散型エネルギーインフラプロジェクト
2014年 12月 11日
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今日は、少し前になるが11月28日(金)に開催された「富士市環境エネルギー展」での話。
「分散型エネルギーシステム活用セミナー」に申込み、参加したが、ここで聞いた基調講演がおもしろかった。
タイトルは「地域が生まれ変わる!国土強靱化の動向と地域戦略」で、講師は東京工大の金谷教授。
強靱化=強くて、しなやか=レジリエンスとのことで、「平常時の抵抗力」と「非常時の回復力」の両方を持つことだそうだ。
「国土強靱化」と聞くと、堤防、耐震化等を思い浮かべるが、エネルギー、環境、食料、農業、社会資本等、全ての分野の強靱化を含む概念としている。
そして、最近よく見るこのポスター。
なでしこジャパンの佐々木監督も協力。
強靱化しなければならない大きなテーマの一つが電力・エネルギーだ。
これまで、外(遠くの原子力・火力発電所)に頼っていた電力・エネルギーを、地域で眠っていた資源から取り出すことにより顕在化させ価値を見出す。
それによって、電力・エネルギー面での富士市の強靱化を図る。
またそれは、地域内での資金循環につながる。
つまり「国土強靱化=レジリエンス」の柱は、
●命を守る社会基盤・国土軸の強靱化=従来の国土強靱化
●人・地域・産業を元気にするイノベーションの強靱化=地域で資金が循環する付加価値
の2面から考え、取組むことが重要だと金谷教授は説いた。
富士市が現在取り組んでいる分散型エネルギーインフラプロジェクトは、またそうした視点から大きな意味を持っていると強調された。
捨てられていた電力や熱エネルギーを、うまく拾い上げ活用できたら、確かにいい。
取組みに注目だ!
by koike473 | 2014-12-11 07:45 | 原発・エネルギー | Trackback | Comments(0)