東京木材相互市場さんで刺激を受けた「フジ ヒノキ メイド」(富士ヒノキ)の営業方針
2014年 08月 06日

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今日は、少しと言うよりかなり前の話だが、7月に内山・須津山財産委員会で視察した㈱東京木材相互市場(埼玉県鴻巣市)の話。

富士市内の山林では、その多くの富士ヒノキが伐期を迎えている。
今回の視察は、6月に大半が開通した圏央道を利用して、北関東方面への「富士ヒノキ」=「フジ ヒノキ メイド」(ブランド名)の営業活動を兼ねたものであり、その最大の目的がこの東京木材相互市場さんの吹上市場(鴻巣市)だった。
まずはプレカット工場の見学。




設計室。

CADで設計が進む。

そして木材市場コーナー。

全国各地から運び込まれた木材が並んでいる。
東京木材相互市場さんは、都内に本社を置くほか、関東地方に5か所の木材市場を有し、関東全域1都6県をカバーしている。

問屋の「村松」さんのスペースには、「富士ヒノキ」が。

品質は良いが、まだまだ関東方面では知られていないとのこと。

そして室内で意見交換会。


東京木材相互市場の西村社長。

西村氏からの提案も含め、以下のようなことがポイントに。
・「世界遺産・富士山」のストーリーに加え、品質も申し分ないので価格競争でなく、「ブランド化」を
・今は木材業者でなく、インターネットで消費者が材木を判断している
・最終ユーザーや設計事務所、工務店にいかに「富士ヒノキ」を伝えるか、営業できるか
・例えば、中国木材(広島県呉市)の「ドライ・ビーム」(米松)はブランドとして成り立っている。

・品質が確実な上に、部材1本、1本にシリアルナンバーを打って管理している

・まずは、富士ヒノキを使って家を建てた方を表彰したらどうか?(「富士山の環境保全に貢献した」との考え方で)
西村社長は、「皆様が本気なら、当社としてフジ ヒノキ メイド協議会にオブザーバ参加も考えたい」とまで言っていただいた。
是非、期待に応えられるよう頑張っていきたいものだ。
なお、㈱東京木材相互市場さんのホームページ(イベント案内)には、我々の視察の様子をしっかりアップしていただいている。
この姿勢をしっかり見習わなければ!
by koike473 | 2014-08-06 07:58 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)