「木質バイオマスを活用した発電と熱供給」 富士地域ではどうだろうか?
2014年 05月 21日
にほんブログ村
先週の15日(木)は、午後からプライベートで東京に出かけた。
場所は、青山にある国連大学ビル。
青山学院大学の向かいにある。
目的は、NPOバイオマス産業社会ネットワーク主催のこの講演を聴くため。
ある方から、「竹林さんの話を聴き、名刺交換すると絶対いいよ」とお薦めを受けた。
「CHP」は「コージェネレーション」(CONBINED HEAT AND POWER)、つまり熱電併給のことだ。
近年、特に3.11以降、今後の電力・エネルギー確保に向け、さまざまな動きがある。
木質バイオマスの活用もその一つだ。
竹林氏は、今年ドイツを視察し、木質ペレットを燃料にした「小型ガス化CHP」により、100軒程が参加し、電気と熱(温水、暖房等)を地産池消している村々の報告を行った。
日本では、まだまだ技術が追い付かず、設備も高価だが、ドイツではかなり普及しているそうだ。
しかし、燃料のペレットをいかに安く確保するかがポイントで、ドイツでも国内だけでは不足し、カナダやチェコから輸入しているそうだ。
「地産池消」?
会場は、100人ほどで満席。立ち見の人も。
質問が後を絶たず、銀行、大学、プラントメーカー、コンサル等、「ビジネス」としての可能性の観点から参加していて迫力が違う。
「バイオマス白書2014」をいただいた。
ざっと目を通すと、興味深いことがあった。
「現在計画されている国内の木質バイオマス発電で、必要とされる燃料用需要量の合計は、国内の素材(木材)生産量ほぼ全てに相当する」、「常識的に考えて調達が可能な数量とは思えない」。
木材の取り合いになる?
木材だけでなく、生ゴミ、下水道汚泥、畜産糞尿、PS等、この富士地域でも大量に発生するバイオマスをうまく組み合わせることができないだろうか?
by koike473 | 2014-05-21 07:34 | 原発・エネルギー | Trackback | Comments(2)
なかなか興味深いですね。
地産地消100%って訳にも行かないんでしょうが
バイオマス(様はゴミ)を使用したエネルギーは欲しいですね。
国連大学ビルなんてあるんですね!
最初、これに喰い付いちゃいましたよ。
バイオマスは、うまく活用すればエネルギーになりますが、そのまま放置(現状の大半がそうですが)すると、腐食の過程でCO2に比べ温室効果が20~60倍になるメタンが発生しているそうです。
そんな観点からも、活用は急務だと思います。
国連大学ビル。
私も今回、初めて知りました。
誰が金を出して建てたのかな?