富士ヒノキのブランド化と売り込みへ!「FUJI HINOKI MADE」
2014年 02月 13日
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昨日は、議員全員が参加する「議員研修会」が開かれた。
テーマは「富士南麓の森林資源の現況と21世紀の展望 ~「富士ひのき」の市場価値はどうなる?~」だ。
県富士農林事務所の塩坂所長が講師だ。
富士地域(富士市、富士宮市)の森林は、大半が植えられて60年ほど経ち、伐期を迎えている。
県では、「富士南麓木材生産倍増プロジェクト」を立上げている。
その一つの取組みが、「フジヒノキ メイド」と名付けられた富士ヒノキのブランド化だ。
柱を中心とした「構造材」に加え、高層建築物等の「内装材」をターゲットに考えているそうだ。
特に、建築需要が多く、ヒノキ材産地が近くにない(富士山麓が最も近い)「北関東」を中心に売り込みを考えている。
ここにきて、合板メーカーやバイオマス発電等で、いわゆるB材、C材、D材の需要が増加してきている。
それらを活用するためにも、A材=柱材の需要先を確保しなければならない。
先日、小長井市長等が「フジヒノキ メイド」のPRに川勝知事を訪問した際、知事は「建設する富士山世界遺産センターには、当然、ふんだんに富士ヒノキを活用する」と発言されたそうだ。
森林を育てるには長い時間と手間がかかる。
先人の努力に報い、更にこれからの富士山麓の自然、景観、地下水、安全を確保していくためにも、ここで伐る材を、消費者までしっかり「循環」させなければならない。
by koike473 | 2014-02-13 08:23 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)