深刻だ! 元吉原地区の海岸線の後退と松枯れ
2014年 01月 09日
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市長選挙前には、市内各地でミニ集会を開き、地元の皆さんから地域の課題をうかがった。
その中の一つに、元吉原の柏原地区がある。
「海岸線の後退と松枯れ」による「高潮と塩害」が深刻だ。
先日、その現場を見てきた。(私は年が明けてからだが、小長井氏はミニ集会の前にしっかり確認している)
富士川から供給されていた砂が、田子の浦港の突堤により供給されなくなり、砂浜がどんどん狭くなってきている。
特に昭和放水路の東側=柏原地区がひどい。
そして一昨年の台風により、潮風が直接防風林に当たり、大半の松が枯れている。
25年度(昨年)から、枯れた松の伐採作業が行われている。
作業をしていた森林組合の方に話を伺うと、1万本以上を伐るそうだ。
それでも海抜17mの堤防上に設置された防風柵?がある区間は、松枯れが少ない。
養浜(海岸線)は国、防風林(松林)は県の事業だが、改めて国・県との連携の重要性を感じる。
一方、松林の中には、地域で昔から造られてきた「汐土手」という高さ2mほどの堤防がある。
昨年10月の台風時には、波が17mの堤防を越えて来たそうだ。
仮に17mを超えて大量の海水が入り込んでも、「汐土手」が全線に渡ってあれば、人家までの到達を防ぐことができる。
しかし、一部で「汐土手」が途切れている区間もある。
そうしたヶ所への対策は、富士市としてもしっかり取組まなくてはならない。
by koike473 | 2014-01-09 08:40 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)