新幹線で参加する人もいる世界遺産・富士山の国有林の下草刈り
2013年 08月 05日

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3日(土)は、この時期毎年恒例となっている「富士山 国有林の下草刈り」に参加した。

「富士山こどもの国」の少し上、広域林道富士山麓線の北側に広がる国有林は、平成8年の台風で壊滅的な被害を受けた。
その後、森林を再生するために、苗木の植栽や育成管理に、多くの民間ボランティア団体が参加している。
私が所属するNPOふじ環境倶楽部は、協定を結んだ植栽地を約10年間下草刈りし、その後、5年ほど前から全国規模で活動する森づくり団体「どんぐりの会」さんの活動を手伝う形で、森づくりに参加している。
この日は、浄水器の「BRITA Japan」さんのグリーンプロジェクトと提携した「富士山の森再生活動」として行われた。


ふじ環境倶楽部チームは10名。
いつものように刈り払い機の点検から。

標高1000m、眼の前に広がる4.4haのススキに数百本の広葉樹が植栽されている。

1年ぶりの山はススキがご覧の通り。

そこを人が通り、植栽木の管理ができるよう刈っていく。


こんな急傾斜地も。

これはホオノキ(朴の木)。朴葉味噌のホオだ。

昔、学生時代に「『ホオ』と驚くほど葉っぱが大きいからホオノキと覚えるといいよ」と友達に言われた。ホントに大きい葉だ。

私は、これまで通路がなかったところを切り開き達成感で一杯。

自分の中で密かに「小池道」と名付けた。
午前中いっぱい作業をして引き上げる身体はバテバテ。

そこに東京からバスで参加した皆さんが到着。

顔合わせを。
中には、新幹線で新富士駅まで来て、そこから車の人もいるとのこと。
世界遺産効果がこんなところにも。
私たちは曇り空の中、弁当を食べ。

東京からの皆さんは山に入り作業に。

ブナ林創造事業で植栽した苗木も、こうやって育てる苦労や大切さを多くの市民の皆さんが体験すれば、もっと実のある事業になるはずだ。
by koike473 | 2013-08-05 07:27 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)