「災害支援キット」知っていますか? 今泉地区防災会議
2013年 07月 26日
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高校野球は、今日いよいよ準々決勝。
富士市立の相手は、第2シードの強豪・静岡高校。
しかし2年前の秋の県大会では、富士市立は準決勝で静高を下し、決勝に進出している。
その時の1年生が現在の3年生だ。
12:30から草薙球場の第2試合。応援に行けないが、何としても勝ち上がってほしい!
今日は、23日(火)にあった「今泉地区防災会議」の話。
地区防災会議は、富士市の全小学校区26地区で昨年から開催されている会議だ。
「地区内の自主防災組織間の連携強化」等を目的としている。
2回目の今年は、6月末に発表された「静岡県第4次地震被害想定」の報告や意見交換が行われた。
その中で議論の中心になったのが、「災害時要援護者支援」の際に、富士市で活用しようと考えている「災害支援キット」の件だ。
「災害支援キット」とは、写真のプラスチックの筒のことだ。
この中には、自分や家族の介護度や持病、かかりつけの病院を記入した用紙を入れ、冷蔵庫の扉に入れておく。
災害時や緊急時に、そのお宅に助けに入った場合、救急隊や近所の人が迷わず冷蔵庫を開け、このキットを取り出し、中の用紙を確認してかかりつけの病院等に運び、事なきを得ようというものだ。
しかし富士市内では、認知度、普及度はまだまだ低い。
私は3年ほど前に視察先の浦添市(沖縄)で初めて知ったが、災害時や緊急時は誰にでも必要と言うことで、全世帯に配布されていた。
この災害支援キットを、富士市では災害時要援護者を、まずは町内会や自主防災会でスムースに把握するための「きっかけづくり」に活用しよう(もちろん実際の災害時にも)と考えている。
これは、個人情報保護の観点等から、なかなか要援護者の把握そのものが困難になってきているという背景がある。
しかし、参加した皆さんからは、
「そもそもキットは、誰でも助けられることに目的を置いているものだから、全世帯に配布すべきものではないか」
「今の時代、個人情報が悪用されるのでは?と感じる方が多く、個人情報保護の方針を徹底しないと普及しない」
など、さまざまな意見が出された。
市が言うように「要援護者」を把握する「きっかけ」として、「災害支援キット」が最もベターだろうか?
私も改めて、自主防災会長の立場で町内を事例に調べ、議員として富士市にとってふさわしいあり方を考えなくてはと思う。
by koike473 | 2013-07-26 07:47 | 防災 | Trackback | Comments(0)