震度7の想定エリアは富士市から消えたが… 静岡県第4次地震被害想定

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 今日のブログは、昨日に続き「防災」の話。

 昨日は、議会の地震防災対策特別委員会を傍聴した。
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 先週、6月27日(木)に公表された「静岡県第4次地震被害想定(第一次報告)」について、市当局から議会に報告があった。

 本来はライフライン被害等も含め、新たな被害想定全てについて公表される予定だったが、国の作業の遅れの影響等もあり、今回と9月と2回に分けての公表になるそうだ。
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 対象とする地震・津波は、100~150年に一度のレベル1と、千年~数千年に一度(東日本大震災と同等規模)のレベル2に分けてシュミレーションされた。
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 震源域で言えば、レベル1はオレンジのエリア、レベル2は赤いエリアまで拡大されるとのことだ。
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 地震による推定震度は、富士市ではレベル1、レベル2とも、震度7の地域はなくなった。
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 第3次想定では震度7エリアが存在したが、当時の想定と比べ、震源域に富士市が含まれることはない、液状化の影響が少ないことなどによるそうだ。
 しかし震度6強は富士市民誰もが体験したことがない強い揺れだ。
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 町内単位での詳細な想定図は、まとまり次第公表されるとのこと。早い段階での公表を待ちたい。

 津波については、レベル2であっても富士市の最大高さは6mであり、他の市(沼津市は10m、下田市33m、浜松市13m等)に比べ、思ったより高くない。
 それでも避難しなければ死に直結する1~2mの浸水エリアが田子江川、潤井川、沼川沿いに想定されている。
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 また富士川沿いは、両岸とも遡上による浸水は無しと想定された。

 これらの地震・津波による最大被害想定として、全壊・焼失棟数約6,180棟、死者数約140名が想定されている。
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 平成10年データに基づく第3次想定の死者数304名と比べるとずいぶん少ない。
 これは、
  ・震度7の想定エリアが無くなったこと
  ・この14年間で耐震化が進んだこと
が大きいとのことだ。

 富士市は、県内他市と比べると、人口規模から言えば相対的に被害想定は思ったより小さい(と私は感じたが)。

 しかし半壊の建物を含めれば建物被害は約20,000棟弱に上る。
 また富士川断層との連動やその影響については、まだ明確に想定がされていないようだ。
 従来以上に、自助、共助、公助それぞれを強化していかなくてはならないと、肝に銘じた。

by koike473 | 2013-07-05 07:30 | 防災 | Trackback | Comments(0)  

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