超高層ビルが林立する中の東京駅とJPタワー
2013年 06月 06日

にほんブログ村
先週、東北方面の視察の帰りに、東京駅周辺の再開発の様子を見学した。
東京駅周辺の「大手町・丸の内・有楽町地区」は、2000年代初頭から、大規模な再開発が進んでおり、超高層ビルが林立している。
今回のターゲットは丸の内側改札を出て左側にある「JPタワー」。

かつて東京中央郵便局があった場所で、何年か前に、当時の鳩山総務大臣が「再開発の見直し」を言い出し、現場を訪れさまざまな発言をしたことで有名になった?再開発ビルだ。

低層棟と高層棟から成るが、旧東京郵便局の外観等を残した低層棟は、商業施設「KITTE」(キッテ、98店舗)や「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」等の文化施設が入っており、平日ながら大変な人出だった。

6階までの吹き抜け。

「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」は、東京大学がこの130年間に収集・製作したさまざまな分野の学術遺産が常設展示されている。
写真が撮れないのが残念!
そして低層棟の屋上は、出入り自由な屋上庭園になっており、東京駅やさまざまな電車が出入りするホームを見下ろすことができる。



東京駅も昨秋復元工事が終了した。

東京駅周辺は、特例容積率適用地区に指定され、東京駅が本来持っている容積率(もっと高く、広いビルを建てることができる権利=空中権)を、周辺ビルが買い取り、それらを通常の容積率に上乗せする形でより大きな再開発ビルを建設している。
逆に東京駅は、空中権を販売した金額を復元工事の原資に充てたとのことだ。
八重洲側では、「グラントーキョー」のノースタワーとサウスタワーのツインビルが完成した。

今年の秋には、この2つをつなぐ「グランルーフ」がオープンするそうだ。

JPタワー。
東京方面に出かけた際に、ちょっと寄ってみてはいかがでしょうか。
大都会の景観、アカデミックな雰囲気を楽しめます。
by koike473 | 2013-06-06 07:36 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)