医療総合特区制度の取組み 「静岡がん会議 2012」
2013年 03月 11日

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8日(金)に「スポーツ・文化行政の市長部局への移管について」をテーマにした私の一般質問が終わった。
市長答弁は、私の提案に沿ったものではなかった。
しかし質問の中で論点の確認ができ、また改めて「この2分野は、市長部局へ移管すべき」と感じた。
詳細については、後日また報告したいと思う。
今日のブログは、9日(土)に参加した「静岡がん会議 2012」の話。

この会議は、静岡がんセンター(長泉町)で1998年から毎年開催されているシンポジウムだ。


今年は、昨年指定を受けた「医療関連分野の総合特区」を活かした取組みがテーマだ。

会場はほぼ満席。

川勝知事のあいさつ。

モンゴルの医療部門を担当する副大臣。日本への留学経験もあり流暢な日本語でのスピーチだった。

総合特区は、現在合計44カ所が指定されている。

指定を受けると、
・規制緩和…区域限定で、政省令で定めている事項を条例で定められる(変更可能)
・税制支援…出資に係る所得控除等
・財政支援…関係府省の予算を重点配分
・金融支援…利子補給
が可能だ。
プログラムは17:00までびっしりだ。
全国11か所の医療関連総合特区から取組み状況が報告された。

いろいろな取組みや医療分野の技術発達には驚くばかりだった。
これらはまた別に報告したい。
静岡県からはファルマバレープロジェクトを進める「ふじのくに先端医療総合特区」について報告があった。

静岡県は、医薬品・医療機器の合計生産金額は全国一だ。

中でも医療機器の伸びが著しい。

その生産額・従事者数の7~8割は、総合特区の指定を受けた県東部地区の12市町に集中しているそうだ。

がんセンター内に設置されているファルマバレーセンターと県庁のプロジェクトチームが中心になり、特区指定以前から取組みが進められている。

ファルマバレーセンターは、30~40名体制であり、周辺市町からの出向職員も多い。
そうした職員が、医療・創薬の先端分野と地域の中小企業とのマッチングを支援している。

製品化された成果も多い。

富士市も指定区域12市町に含まれているが、行政側の目立った取り組みは見えない。
この日も富士市関係者の姿が見えなかったのが大変残念だ。
by koike473 | 2013-03-11 08:14 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)