6年ぶりに聴いてカンフル剤をいただいた 「アサザプロジェクト」の取組み
2013年 02月 13日

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9日(土)は、NPO法人アサザ基金代表理事の飯島博氏の講演を聴いた。

静岡県・協働の底力組が主催する「地域づくり発表会in東部」(会場は沼津の東部パレット)の基調講演だ。

6年前、議員になって最初の会派の視察で「アサザプロジェクト」を訪問し、飯島さんの話を聴いた。
「ガーン!」というショックを受けるとともに、「ここまでできるんだ」と勇気をもらった(記憶がある)。
そしてこの日、この6年間で忘れていたことを、改めて思い出した。
アサザプロジェクトは、高度成長期以降、都市化が進み水質が悪化、それに伴い衰退してしまった霞ケ浦流域の農林水産業等を再生し、人と自然が共存できる循環型社会の構築を進める取組みだ。

コンクリート護岸に、市民の活動でアサザ(霞ケ浦に自生する水生植物)や粗朶を設置し、水環境の回復を図る。



子供たちや高齢者、そして企業の参加を得ながら周辺の谷津田の再生を進める。


そこには、それぞれにお金が回り、活動が長続きするビジネスモデルのしくみが組み込まれている。
従来型の「自己完結する」(そこでしか金が落ちず、1つしか問題解決しない)公共事業から、「自己完結しない」(さまざまなところに金が回り、さまざまな問題を解決し更に新しい価値も創造する)市民型公共事業だ。


先日聴いた長田さん(浜松市民協働センター長)の話と共通する部分がたくさんあった。
中でも「行政は、それぞれが専門家だから縦割りは当たり前。そこをうまく繋ぎ、連携・機能させるのがNPOの役割り」。

これからの担い手である小学生、そしてその地域の皆さんと環境改善に取り組む「アサザプロジェクト」の手法は、秋田、三重、京都、東京と全国に広がっているそうだ。
長田さんに続き、カンフル剤をいただいた。
by koike473 | 2013-02-13 07:50 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)