吉原商店街個店魅力アップ支援事業「ウルトラD」報告会
2013年 02月 12日

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先週の7日(木)は、本年度、吉原商店街で取り組んだ個店魅力アップ支援事業「ウルトラD」の報告会に参加した。

昨年から、「ウルトラD」という言葉と、「個店支援の新しい手法です」ということは聞いていたが…。
講師として4店のコンサルティングを行った高橋幸司氏。

そして、取り組んだ4店の報告を聞いて、「なるほど」と思ったことばかりだった。
その中から「南岳堂」さんの紹介を。

南岳堂さんは、160年、6代続く和菓子の老舗店だ。
これまでは、お得意さん(固定客)を中心に営業してきたが、何とかして新規顧客を獲得したいと以前から考えていた。
高橋氏と定期的に相談しながら進めてきたことは。
まずは、店の中の飾り棚の整理から。
旅行に行った土産品を飾ってあったのをやめ、これまで店で使ってきた菓子道具の展示を。

ショーケースも見直しを。

写真にはないが、店の前にイーゼル型看板を置いたり、ウインドウの貼り紙はやめて店内を通りから見えるようにしたそうだ。
そして、これまではチラシ等は一度も作ったことはなかったが、従来のプリンを「六八プリン」と命名し販売を。

報告会後、奥様が参加者に配っていただいた。

卵の味が濃い、おいしいプリンだ。

「ハートどら焼き」も。

こうした取組みの成果として、次のように発表された。

「商売の楽しさを実感できた。そして、この取組みをきっかけに、母親から妻に商売の引き継ぎができた」という言葉が印象的だった。
高橋氏は、「私は店主の皆さんが以前から考えていたことを後押ししただけ。思っていたことを『ていねいに』行動することが基本です。『自力本願』です」と言っていた。
いずれの店も、この5カ月で売上等がアップしている。

ウルトラDとは「最高の商売の醍醐味(だいご味の「D」)を満喫しよう!」とのこと。

押し付けなし、小予算で取り組む「ウルトラD」。
商店街の多くのヤル気ある店舗に拡がることを期待したい。
by koike473 | 2013-02-12 07:21 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)