「地震・津波から生き延びるために」 それと「地震保険」
2013年 02月 07日
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昨日は、午前中にソロモン諸島で発生した地震の影響で、16時過ぎに津波注意報が発令された。
「高さ50cm」との予想だったが、事なきを得て何よりだった。
また今日の朝刊には、県が発表した「第4次地震被害想定」の中間報告による最大津波高の推計値が報道されているが、昨年の国が公表した推計値とほぼ同じだった。
富士市は最大で6mだ。
今日は、この「地震・津波」に関する講演会の報告。
先週、1月30日(水)に今泉地区まちづくり推進会議主催で「地震・津波から“いのち”をどのように守るか」という講演会が開かれた。
講師は、富士常葉大学の阿部郁男准教授だ。
富士市の浸水範囲の想定はこの通りだ。
これは、海岸沿いに設けられている高さ17mの堤防により守られていることが大きい。
堤防で打ち返された津波は、水の流れによって沼津・内浦方面に大きな影響を及ぼすのだが…。
田子の浦港には、地震発生後2分で到達し水位が上がり始める。
想定される地震は、「激しく長く(=3分ほど)」揺れるため、東日本大震災とは異なり、地震の最中にと津波が来ることになる。
到達後は、その時の港内や河川の水深(潮位)によって浸水時間が異なる。
阿部准教授によれば、
・富士市では現在、常時田子の浦港の「灯台」をモニターで監視できる体制がある
・灯台に1m毎の高さがわかるペイントを施す
・灯台到達時の水位により、浸水範囲を瞬時に想定し、情報提供することが可能では
そんな提案を市に行っていきたいとのことだ。
最後に重要な提案を3枚。
富士市内では、1m以下の浸水では津波で住宅が流出することはない。
いかに屋内、そして高台に逃げるかが重要だ。
実は、阿部准教授は宮古市の出身で、仙台市にご本人の自宅があるそうだ。
自宅は「地震保険」に加入していたのでずいぶん助かったそうだ。
皆さん、入っていますか?
by koike473 | 2013-02-07 08:18 | 防災 | Trackback | Comments(0)