日本一「紙のまち富士市」を全国に発信するための署名活動

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 富士情報へ
にほんブログ村

 日本一「紙のまち富士市」を全国に発信し、更に地場産業として発展するきっかけになるようにと、署名活動が始まっている。
日本一「紙のまち富士市」を全国に発信するための署名活動_f0141310_7384760.jpg

 これは、昨年7月に実行委員会方式で開催された「紙のまちを考えるシンポジウム」、そしてそこから発展的に組織化が進んでいる「紙のまちを考える会」が取り組むものだ。

 署名の趣旨は、以下の2点について富士市議会で決議を求めていくことだ。
(1)家庭紙生産日本一の富士市は、二度と使うことのできないトイレットペーパーは古紙100%のものの使用・普及に努めることを市民に呼び掛ける決議

(2)富士市と製紙会社が共同して、災害時に必要な段ボール製の間仕切り等やトイレットペーパー等々を備蓄し緊急時に備えておく決議

 これは、富士市を支えてきた大手製紙会社の撤退や生産縮小が進む一方、中小企業が中心の家庭紙分野等で、市民・議会・行政、そして企業も連携した中で、「紙のまち富士市」を全国に発信し、盛り上げていくきっかけにしようとする決議の取組みだ。
 私も会の一員として、いくつかの団体等に署名活動を拡大する依頼を始めている。

 企業の自助努力、行政の支援も必要だが、それを市民サイドからも後押ししようというものだ。
日本一「紙のまち富士市」を全国に発信するための署名活動_f0141310_74103.jpg

 そのためには、これまでマイナスのイメージで見がちだった「製紙業」を、市民全体が改めて見つめ直すことから始める必要があると思う。

 12月には、春日製紙工業さんの再生紙製造工場を見学させていただいた。

 改めて、富士市の再生紙産業は、循環型社会の優等生だと感じた。
 関東圏から古紙を集め、その約70%の繊維分は再生紙…トイレットペーパー、段ボール、マンガの原紙等に再生される。

 残りの30%が、ペーパースラッジと言われる残さ物だが、それも燃料として利用し、熱を回収利用し、さらに焼却灰はセメント原料等にほぼ100%再利用されている。
日本一「紙のまち富士市」を全国に発信するための署名活動_f0141310_7412017.jpg

 実は平成11年から静岡新聞富士支局で連載を始めた「環境創造」で、私は「資源循環都市宣言」というタイトルで、同じ趣旨の文章を書いた。
日本一「紙のまち富士市」を全国に発信するための署名活動_f0141310_742496.jpg
日本一「紙のまち富士市」を全国に発信するための署名活動_f0141310_7421147.jpg

 それから13年。

 この厳しい時代を、富士市ならではの強みに光を当てながら、市全体で乗り越えて行く企画力、実行力を持ちたい。

by koike473 | 2013-02-01 07:48 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

<< 計20代の住職の口伝による古文... 河野太郎氏のホームページと、ブ... >>