「共同は車輪、協働は歯車!」 浜松市民協働センター長・長田さんの講演会

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 25日(金)は、NPO講演会「協働でつながる地域づくり」を聴講した。
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 これは、市(市民協働課)が、「今、なぜ協働が必要なのか」について市職員の理解を深めるために開催した研修会だ。
 私も後ろの席で聞かせていただいた。

 講師は、浜松市市民協働センター センター長でNPO法人魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)副理事長の長田治義氏だ。
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 長田さんは、元浜松市役所の職員だが、4年前に市を退職し、今のセンター長となっている(私と同い年!)。
 職員時代の1990年に、「静岡・未来・人づくり塾」に第1期生として参加されている。
 私は、翌年2期生として参加したが、この塾は県・市町村の職員、民間企業から意欲的な職員が派遣され、1年間、いろいろな「まちづくり」を学ぶとともに塾生の交流が行われた。
 特に1期生はユニークな方が多く、中でも長田さんは「伝説」が2期生にも伝わる方だった。

 その後、何度かお会いしたが、本格的な話を伺うのは初めてだった。

 一番感じたのは、市長、市長候補者、部課長、議員にも聴いてほしい話だったということだ。

 中でも印象に残った話を2つ。

 男女共同参画の「共同」と、市民協働の「協働」の違いは何か?
 「共同」は車の「車輪」(両輪)で、両方とも同じ規模、大きさ、力でなければうまく動かない。
 一方、「協働」は「歯車」で、規模や大きさ(市民、企業、行政)は異なっていても、また噛み合うのは瞬間でも、できることをできる範囲で行えば力が伝わり、物事が動いていく。

 そんな「協働」の事例として紹介いただいたうなぎいもプロジェクトや、浜松市内の一人の中学生が始めた東日本大震災の被災地支援の取組みの拡がりの話には、感服するばかりだった。

 もう一つは、市民団体と補助金の話。
 「市民団体にとって市や県からの補助金は、民間企業と組むための『名刺』として使うべき」。
 「(補助金を受けているということが(一応))公的にも認められた事業だから、御社にも協力いただけないでしょうか?」と、事業を拡大するためのきっかけに使うべきであり、補助金を目的にしてはいけない。

 耳の痛い話だが、確かにそうしなければ意味がない。

 職員の皆さんはどう感じただろうか?

 講演会の後も、30分ほどお話しが聞けた。
 「協働は『システム』でなく、『マインド』を表す言葉です」。
 前に進む「NPO的マインド」が鈍ってきていると感じていた自分にとって、カンフル剤をもらった感じだ。

by koike473 | 2013-01-28 07:33 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

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