「幸せ軸」を経営理念に! 坂本光司先生の「人を幸せにする会社を選べ!」講演会
2012年 12月 04日
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先週の水曜日11月28日は、fきゃる(若者のためのキャリアデザイン支援室)がラ・ホール富士で開催した「人を幸せにする会社を選べ!」という講演会に参加した。
講師は、法政大学大学院教授の坂本光司氏だ。
坂本先生は、地域経済論、地域企業論が専門の経営学の先生だ。
先生は、全国7000社以上の中小企業を訪問し、その経営者に経営理念や従業員の育て方等をヒアリングしてきた。
そうした中で、「業績重視ではなく、人の幸せ重視」、「拡大・成長重視でなく、継続重視」、「株主重視型でなく、社員とその家族を重視」するような「幸せ軸」を基本に経営するべきだと考えるようになったそうだ。
そして「幸せ軸」で経営する企業が、結局は業績を伸ばしているそうだ。
この日は、「就職活動中・就職を控えたお子さんを持つ保護者や若者」を対象とした講演で「人を幸せにする会社を選べ!」という講演タイトルだった。
一番わかりやすいのは、「社員食堂」と「トイレ」を見ることだと断言された。
そこで働く社員がリラックスし英気を養う社員食堂が、日当たりよく、きれいな会社、社員だけでなくお客様も使用するトイレがきれいな会社は、社員が大切にされ、また社員がお客様を大切にし、業績が伸びているそうだ。
先生が著書の中でも紹介し、昨年私が所属する市民クラブで視察させていただいた伊那食品工業さんがまさしくそうだったのを思い出した。
実は、先生にお会いするのは20年ぶり位だった。
先生には前職で何度か講演をお願いしお世話になった。
また平成4年度には県が主催し、これからのまちづくりを1年間塾形式で学ぶ「静岡・未来・人づくり塾」に、私が塾生として参加したとき、先生は3つあるゼミのゼミ長だった。
「あっという間の20年」と、ほとんど変わらない姿の坂本先生が少しうらやましかった。
by koike473 | 2012-12-04 07:46 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)