データに基づく「妄想のぶつけあい」の重要さを感じた県商業まちづくり室主催のワークショップ
2012年 11月 19日
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16日(金)は、午後から市民活動センターで開かれた「個店から始まるまちづくり推進事業」のに参加した。
これは県経済産業部地域産業課商業まちづくり室が主催する事業だ。
県内4カ所で、厳しい商業環境の中で魅力を発し、地域に対して良い影響を与えている個店に焦点を当て、その工夫や努力に基づく集客力を学びあい、意見交換を通じて、個店を活かした街の活性化を図ることを目的にしている。
第1回目のこの日は、「公共交通と商業を考える ~地域の足を守るために、個店が目的地になる~」をテーマに、吉原商店街と岳南鉄道をフィールドとして開催した。
県内各地や市内から参加した皆さんは、午前中から岳鉄に乗り、比奈駅周辺や吉原商店街を視察した。
14時から「グローバルスタンダードで岳南鉄道をつなぐ」というテーマで伊藤修氏の講演が行われた。
富士市出身の映像プロデューサーである伊藤さんの講演は、哲学的な話もあり難しかった。
しかしヨーロッパのライトレールや、商店(個店)が就労・人材育成の場になっている映像は興味深かった。
その後、参加者も入っての意見交換会が行われた。
コーディネーターは、私の前職の上司である川口良子さん。
参加者は、いわゆる「鉄道マニア」っぽい方が多く、「岳鉄問題」に話が傾斜し、商業、個店と公共交通の話になかなか進まない面があった。
また議論が「岳鉄」単体に集中し、バスやJRを含めた総合的な富士市の公共交通という視点が少なかった。
しかしだからこそ、「岳鉄問題」を議論するのであれば
・岳鉄も含めた公共交通利用者等の現状と分析とその把握(これは静岡市から参加した人が指摘した)
・その上で(伊藤さんが何度か言った)「妄想のぶつけあい」を早い段階からすること
の重要性を感じた。
それは市民も議員・議会も同じだ。
その後、WS参加者の皆さんは岳鉄を使って行き来する「工場夜景収穫祭」に出かけて行った。
私は参加できなかったが、ここではどんな議論があり、どんな感想を皆さんは持たれただろうか?
by koike473 | 2012-11-19 07:48 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)