さまざまな意見が噴出した今泉地区での「まちづくり活動推進計画」説明会
2012年 07月 31日

にほんブログ村
今日はまずは、寺川選手(女子100背泳)、入江選手(男子100背泳)、鈴木選手(女子100平泳ぎ)、「銅メダル、おめでとう!」
先週の25日(水)は、今泉まちづくりセンターで、「地域の力こぶ増進計画 ~富士市まちづくり活動推進計画~」の今泉地区説明会があった。


これは、地区の各種団体から構成される現在の「まちづくり推進会議」を、各種団体が参画する部会をもとに構成する「まちづくり協議会」に再編していこうとする計画だ。



現状と課題として、役員のなり手不足がある一方で、一部の役員の重複が目立つ。複数の団体で同種の事業を行っていて、事業の重複も目立つなどがある。

そうした中での「まちづくり協議会」の提案・説明だった。

説明会に参加したのは、各種団体の役員の皆さんだったが、この計画に対し、厳しい意見が相次いだ。
「行政から地区への丸投げ、押し付け、手抜き」、「上から目線、机上の計画」、「経費削減狙い」等など。
これまで、そして現在も地区の多くの仲間の皆さんと精一杯活動している各種団体の代表や役員の方々にしてみれば「今うまくいっているのに何故?」と思うのは当然かもしれない。
しかし私は、この計画は結構良くできた計画だと思っている。
地区の多くの団体は、昭和40~50年代にそれぞれの分野で「必要があって」設立され、試行錯誤を繰り返しながら現在の形に確立された組織が多い。
しかし、現実に役員の確保にどの団体も苦労する一方、これからのさらなる高齢化、人口減少が進む中では、現在の組織を維持するのが大変な団体も多いのではと思う。
また、同じ分野で同種の活動を行う団体の重複と、それら団体の連携のなさも目立つ。
例えば私が所属する「自主防災会」。

新計画の例示では、「防災部会」の一員だ。
同じ部会に並ぶ「地域防災指導員」、「消防団分団」の皆さんとは多少の交流はあるが、互いにどんな活動をし、組織としての連携の可能性・あり方等について詰めた情報・意見交換をしたことはない。
まずは同じ分野の団体が集まり、それぞれの活動の情報交換から始めるべきではと思う。
「これは一緒にやったほうが楽にできるし、効果がある」、そんな中で「部会」ができ、将来的には個々の団体の整理・解散もあり得るだろう。
それと今回の計画のもう一つのポイントは「包括的補助金」だ。


私は、これも「地域の主体性、独自性を活かした活動」を進める観点からは非常に重要だと思っている。
役員の皆さんからは「誰も配分を決められない」、「これが丸投げだ」という意見もあった。
「お前の意見も『机上の空論』だ」と言われるかもしれないが、それぞれの地区の個性を活かした「都市内分権」を進める上での重要なツールだ。
8月いっぱいで、市内全26地区の説明会が終了するそうだ。
5年、10年後をにらみ、「部会的」な集まり・検討から始めることを、その推進役となるであろう町内会長さん、生涯学習推進会の皆さん方を中心に、改めて議論・検討する場が必要だと思う。
最後は、昨日載せられなかった「たらい流し」の私と鈴木すみよし県議の勇姿を「おまけ」でどうぞ。



by koike473 | 2012-07-31 07:21 | 今泉 | Trackback | Comments(2)

私も同感です。
包括的補助金も良いんじゃないかと思いました。
その分配を地域の役員が協議すればいいんですよね。
まぁ、私がそのまちづくり協議会(仮称)のメンバーに
なれるかは分かりませんがね・・・。
主要な団体の長をいくつも務める方から、そのようなご意見をいただけるのは力強い限りです。
時間をかけて、「部会」の顔合わせからスタートするしかないのかなと思います。