富士常葉大で50年間の富士市の産業と公害・環境行政を語った勝亦正人氏
2012年 07月 23日

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先週は、後半から出かけっぱなしだった。
19日(木)~20日(金)は、内山財産委員会(古くからある旧吉原市等の共有林の管理運営を行う委員会)の視察で三重県へ、そして21日(土)は駿河台3丁目の天王祭、22日(日)は片付けと払い等々。
それらはまた追ってこのブログで書いていきたい。
今日は、18日(水)にあった私の後援会長・勝亦正人氏の富士常葉大学での授業の話。

富士常葉大の「総合科目 富士山の自然と文化」という授業で、勝亦さんが講義を行うことになった。
「おい小池、お前が市政報告会でやるコンピュータでスクリーンに写真を映すあれをやりたゃーだよ」と話があったのは2ヶ月ほど前。
それから暇を見ては資料や写真を集め、何度かストーリーの打合せを行い、50枚のパワーポイントにまとめた。
講義のタイトルは「富士山と産業 ~工場の集まる富士~」だ。

環境問題をライフワークとしながら、市議会議員として「産業振興」を常に訴えてきた勝亦さんらしいタイトルだ。
公害問題については、6つの項目にまとめた。

私は、パワーポイントを操作する助手として手伝い。

ヘドロに埋まった田子の浦港。

富士川火力発電所建設に対する反対運動。


勝亦さんが公害課の職員としてとりまとめた「富士503計画」(大気汚染防止計画)。

市内に立地する全工場に対して、個別に汚染物質の削減量を求める「総量規制」の先駆的な取組みだ。

まだ30代の勝亦さん。旧富士保健所屋上で汚染濃度等を調査中。

最後に、市職員として30年、市議会議員として20年、更にその後も現在まで環境審議会副会長としての活動を振り返り、最大の反省点を2つ話した。
1つは岳南排水路の終末処理場ができなかったこと。
写真は、処理場予定地と計画図。現在は公共下水道の東部処理場となっている。


もう一つは、田子の浦港に溜まったヘドロを富士山麓に生投棄したこと。
この写真だけは、方々を探したがなかった。まさしく「臭いものには蓋」状態だ。
学生達はどう感じただろうか?

90分では、到底話しきれない内容だった。
できれば、数回に分けて毒舌の「勝亦節」をもっと入れながら、是非とも市民の皆さんに聞いていただきたい話だ。
ただ編集を手伝った私が一番勉強になったことは確かだ。

by koike473 | 2012-07-23 07:31 | 環境 | Trackback | Comments(0)