暑さ、寒さを自然のチカラで少しゆるやかに 「地中熱換気モデルハウス」

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 台風4号は雨・風ともにすごかった。
 皆さんのお宅は大丈夫だったでしょうか?

 夕べは、吉原商店街第1街区再開発準備組合の打合せから戻ると、雨・風がMAXの状況。
 「富士宮で時間雨量110mm」のニュース速報に驚いた。
 私は駿河台3丁目自主防災会長だが、見回りもできずに自宅で待機。
 ウトウトしながら一晩明けたら、台風一過の青空だ。
 私の自宅の周りは特に被害はないようだが。

 今日は一昨日のブログで書いた「地中熱」の話の続き。

 16日のSTOP温暖化地域協議会の総会で地下水を含めた「地中熱」の活用の講演を聞いた翌日、富士ニュースを見たら、この記事が目に付いた。
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 市内の西尾組さんが、地中熱換気利用のモデルハウスをオープンしたとのことだ。

 夕方、ギリギリだったが出かけることができた。
 JR入山瀬駅のすぐ西側、蒸気機関車で有名な入山瀬公園のすぐ南側だ。
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 この地中熱利用タイプは、山口県に本社がある企業が開発したもので「ジオパワーシステム」と名付けられている。

 年間を通じてほぼ一定の地中(地下約5m)の熱を活用し、外気を地中に通してやることで夏は冷やし、冬は暖めて室内に循環させることで、エアコンに頼らずに快適な室内温度を確保しようというものだ。
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 この日の夕方の外気温は(写真ではわかりにくいが)29℃、地中の温度は19℃だ。
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 地下に打ちこんだ2本のジオパイプの写真。
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 これが5mの実物(の一部分)。
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 そこに、送風ファンを使って外気を取り込み送ってやる。
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 ジオパイプの外側を下った外気は地中で(この季節は)冷やされ、内側を上がってくる。
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 床の吹き出し口。確かに涼しい。
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 更に、特に夏は暖かい空気が天井に溜まってしまうため、天井通気口を通じて外に吐き出すようなしくみも。
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 天井裏には排気ファンがある。
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 室内の写真は撮り忘れたが、快適だ。

 普通の住宅では、このジオパイプ(深さ5m)が2本と送風ファン等の設備1式で約300万円だそうだ。
 うち1/3、つまり100万円が国からの補助金の対象になる。
 一方、送風ファン等を回すための電気代は月約1,000円。

 西尾組さん(71-2150)に連絡すれば、いつでも見学可能だそうです。

 「暑さ、寒さを自然のチカラで少しゆるやかに」がキャッチフレーズだ。
 私も、少し継続してこの「地中熱」について勉強してみようと思う。

by koike473 | 2012-06-20 07:30 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

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