2月議会での私の一般質問 「『都市鉱山』の適切な発掘に向けた小型家電リサイクルの取組み」について
2012年 03月 02日
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今日の議会運営委員会で、明日から始まる市長施政方針に関する質問、そして一般質問の日程が決まった。
私の質問は、6日(火)の13:00からとなった。
今回は、
①「都市鉱山」の適切な発掘に向けた小型家電リサイクルの取組みについて
②富士市の中核総合病院である中央病院のチーム医療などのあり方について
の2つだ。
①の小型家電のリサイクルについては、質問通告後、2月23日の静岡新聞に大きく取り上げられた「使用済み小型電子機器回収促進法案」に大きく関連する。
隣の富士宮市では、昨年からかなり先駆的な取組みを行っている。
ヒアリングに伺った写真をどうぞ。
天母山にある富士宮市の清掃センター。
家庭から出された埋立てゴミ。
その中から小型家電を手で選別、まとめている。
それをコンテナにまとめて。
ボックスの中はこの通り。
それを、高い技術力を有する市内のリサイクル業者さん(エコネコル)が回収し、破砕後、レアメタル等を含む基盤等を取り出す。
残ったものをさらに細かく砕き、分別していく。
こんな細かな銅線まで。
ここから先も含め、国内でほぼ完全にリサイクルされる仕組みが出来上がっている。
富士市でも小型家電は埋め立てゴミとして出される。
しかしその後については?????大きな疑問符が付く。
そんな問題意識からの質問だ。
少し長いですが、通告書を以下に載せますので、お読みいただき、6日のネット中継をご覧いただければ幸いです。
資源循環型社会への移行を目指し、3Rの考え方に基づくさまざまな動きが加速している。
家電製品については、テレビ、エアコン、冷蔵・冷凍庫、洗濯・乾燥機、パソコンなどは、制度として消費者がリサイクル料を支払う仕組みでリサイクルが義務付けられている。
一方、携帯電話やデジタルカメラ、DVDプレーヤーなどの小型家電には、金・銀やレアメタル(希少金属)などの有用金属を含むものが多く、「都市鉱山」と例えられるにもかかわらず、しっかりしたリサイクル制度が確立されていない。
中国からのレアメタル輸出規制などが行われる中で、多くの自治体では埋立てゴミとして回収後、破砕され、そのまま埋立て処理されている。
また、東南アジアを中心とする海外に輸出され、劣悪な環境下で有用金属を取り出すことによる健康被害や、残渣物の不法投棄による環境への影響が懸念されるなどの課題も指摘されている。
このように有用金属の資源確保、廃棄物の減量対策、有害物質の環境管理対策などの面から、小型家電のリサイクルは重要性を高めていると考える中で以下の質問を行う。
1 現在の富士市の小型家電リサイクルの現状(回収ルート、回収量、処分・活用方法)と課題についてどのように把握しているか
2 国、県、他の自治体における取組み動向についてどのように把握しているか
3 今後の富士市の取組みをどのように考えるか
(1)富士市のリサイクルへの取組み
(2)民間回収業者への指導
by koike473 | 2012-03-02 07:53 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)