あっと驚く吉原商店街の3Dシュミレーション
2012年 02月 29日

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27日(月)の晩は、吉原商店街第1街区再開発準備組合の検討会が行われた。

TMO吉原で3年間(20~22年度)研究会を続け、候補街区の中で地権者の皆さんがまとまり、昨年10月に「再開発準備組合」として設立したのが紙内田さんを代表とする第1街区だ。

今後は、高い技術や資金力、営業力が必要となる再開発事業を進めるにあたり、ノウハウを持つ事業協力者(ゼネコン、デベロッパー)と組んだ形でなければ次のステップに進めない。
そこで、吉原商店街や街区の現状、そして地権者の皆さんの事業に向けた意思を表明し、事業協力者を募る「プレゼンテーション」(説明会)を4月に開催する。
この日は、そのためのプレゼン資料として、3Dの立体映像の素案を検討した。

3Dを製作しているのは、準備組合のサポーターとして協力していただいているデザイン・アープ(旧・川口建築都市設計事務所)の川口良子さんだ。

私の前職での上司でもある。

3D映像をどうぞ。
吉原商店街の東端のスクランブル交差点から見た商店街。右側のビルが市民活動センターやラジオfが入るラクロス吉原。

対象となる第1街区。右端がラクロスでその隣がスルガ銀行。

敷地の大きさを確認するために、建物をはずしてしまうとこの通り。

こんなシュミレーションも簡単だ。
街区の建物を南側から見ると老朽化が目立つ。

コンピュータで組み立てた「箱」(立体)に、実際に撮影した写真を貼り込んで作っているのでリアリティが高い。
紙内田さんの建物の屋上に視点を移す。

マウスの操作で視点を上下・東西南北、自由自在に変えて、動画映像で見ることができる。
こちらは紙内田さんの店舗。

店内も3Dで再現されている。

3年間の研究会で検討してきた再開発ビルのプランを入れる。右端がラクロス。

これは低層案だが、西側からに視点を変える。

徐々に視点を下に下げていく。

正面のラクロスの大きさがわかる。

再開発ビルをなくした絵。

低層でなく、高層案だとこんな感じ。

この3Dシュミレーション、かなり画期的な手法、技術で、従来の3Dより安価で早く製作できるそうだ。
また再開発のようなハード事業の検討だけでなく、街の現状をリアルに伝え、3D画像とリンクさせて商店や街の様々な情報を双方向で発信できるツール、「まちづくり」を支えるツールにも活用できそうだ。
何はともあれ、第1街区再開発準備組合のゼネコン・デベロッパー向けプレゼンテーションは、4月24日(火)と決まった。
これからたくさんの企業さんに声をかけなくては!
by koike473 | 2012-02-29 08:48 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)