議会・議員の仕事と議員定数は? 「議員定数のあり方」を考える研修会 

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 16日(月)は、議会改革検討の一環として「議員定数のあり方」を考える議員全員参加での研修会が開かれた。
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 私もメンバー(副委員長)である議会改革検討委員会で、昨年4月の選挙後、新たに検討すべき議会改革のテーマを各会派で検討し、持寄ったところ、「議員定数の検討」は全ての会派から出されたテーマだった。

 そうしたことから、16日は「議員定数」に関する第1回目の勉強会として行った。
 講師は、新潟県立大学の田口一博准教授だ。
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 田口先生は、歴史的に議会・議員はどのような人が選出されてきたかを振り返りながら、
  ・昨年地方自治法が改正され、人口に比例した議員定数の上限が撤廃された。これは、各自治体で必要な議会・議員の仕事を考えた上で自主的に議員の数を決めましょうということ
  ・富士市における議会・議員の仕事を皆さんで改めて考えることから始めるべきではないか
  ・議会・議員の仕事を考える上では、若者や女性など、現在議員が少ない層を始めとする多様な市民の意見をどのように吸い上げるかという視点が重要だ
とした上で、結論的には「安易な議員定数の削減はいかがなものか」という講演だった。
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 しかし多くの市民の皆さんから「無駄な議員が多すぎる。減らすべきだ」という声をよく聞く。
 多くの自治体で議員を減らしているのも事実だ。

 またつい先日、富士市政をよく見ているある方から「日本製紙の操業停止、ガレキの受入れ、岳南鉄道の存続など、多くの課題が出てきていますが議会は何か動いているんですか?」と指摘された。
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 田口先生が指摘した「富士市における議会・議員の仕事」を考え、実践した上でこそ初めて、と言うかそうしなければ「議員定数」についての議会内での議論や市民の皆さんへの投げ掛けを始められないのでは?と感じた研修会だった。

by koike473 | 2012-01-18 08:14 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)  

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