この道一筋45年「富士市技能者表彰式」
2011年 11月 22日
これは、その道一筋に、いわゆる「職人芸」を極めてきた技能者の皆さんを表彰するとともに、今後の更なる 技能の向上と後継者の育成につなげようと、昭和51年度から富士市が独自に取組んでいる表彰制度だ。

今年の「技能功労者」受賞は、調理、製菓、美容、理容、左官、とび、造園、石工、大工、ガラス職、電気工事、自転車組立て・修理、自動車整備、看板塗装、塗装板金、建築板金の16職種、27名の皆さんだ。

平均年齢64.3歳、そして平均経験年数は44.4歳だ。
まさにどの方も「この道一筋」だ。

表彰式では、ご本人と同行のご家族の方(多くが奥様やご主人)の2人に賞状と記念品が市長から手渡された。
ご本人ももちろんだが、長年にわたり支えられたご家族の皆さんのご苦労も大変なものだっただろう。
そしてもう一つ、「優秀技能者」表彰も併せて行われた。

こちらは20年以上の経験を積んだ40~50歳の方が対象だ。
更に精進し、次は是非「技能功労者」を目指してくださいという期待が込められた方々だ。
表彰式の後、祝賀会が行なわれた。

同じテーブルに座った県技能士会連合会の会長さんが「こういう表彰制度は、県内では富士市が最もしっかりしています」とおっしゃっていた。
この表彰は、私たちの生活に身近で、最終製品や仕上がりの形が目に見える分野の皆さんだ。
しかし考えてみると、産業都市・富士市には、旋盤、溶接、電気技能など、ものづくりを下支えする様々な職種の職人芸を極めた方が多くいるはずだ。
ぜひそうした分野の皆さんの技能も顕彰していくべきでは、と感じた技能者表彰式だった。

にほんブログ村
by koike473 | 2011-11-22 07:42 | 市内外のイベント・行事 | Trackback | Comments(0)