廃棄物最終処分場の建設安全祈願祭に出席して
2011年 09月 30日

私は、議会の環境経済委員会副委員長という立場での出席だ。
㈱富士環境保全公社は、市内の産業廃棄物排出業者と富士市が出資して平成9年に設立した3セクだ。
産業都市ならではの多量の産業廃棄物と家庭から出る一般廃棄物の最終処分=破砕、焼却、埋立てを行なっている。
最終処分場(埋立て)は、平成15年に完成し埋立てを開始したが、既にほぼ満杯だ。

4年前の6月に会派で処分場の視察に行った。
その時の様子が私が初めて書いたブログなので強く記憶に残っている。
下の2枚の写真のようにまだずいぶん余裕があった。


しかしこの4年間で全て埋め尽くされた。
これは当初から想定されていたことなので、早い段階から第2期の埋立て処分場の確保が課題となっていた。
公社では、浸出水を同じ処理施設で安定処理できる、処理した排水を公共下水道に放流できることなどから、第1期の処分場に隣接する形で第2期処分場を計画し、下流部に位置する吉永北、神戸、吉永地区の皆さん等と協議を続け、この日の安全祈願祭となった。
浸出水処理施設。

会場には、大きなテントが張られている。

中も広い。

式次第。

市長、公社社長、施工者代表による「鍬入れ式」。
まずは鈴木市長による「斎鎌(いみかま)」、草を刈るしぐさ。

次いで高木社長による「斎鍬(いみくわ)」、鍬を入れるしぐさ。

最後は石井・石井組社長による「斎鋤(いみすき)」、鋤を入れるしぐさ。

現地では、一部伐採工事が行われている。

安全な工事と、早期の完成を改めて祈願したが、新しい処分場は第1期の処分場と同規模であるため、現在のままでは10年程度しか持たないことは明らかだ。
抜本的なゴミの減量化と、次(第3期)の最終処分場の確保を早い段階から検討しなければならない。

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by koike473 | 2011-09-30 08:12 | 環境 | Trackback | Comments(0)