使えそうな吉原高校生徒会からの提案「パソコン1台でできるハザードマップ」
2011年 09月 07日

会場は、いつもの議会委員会室ではなく、消防防災棟3階にある「災害対策本部室」だ。
委員会は写真撮影できないので、終了後の本部室の写真。
市内各所の監視カメラの映像を、60インチの大型ディプレイ6面をベースに、右の4面は120インチの1画面としてリアルタイムで見ることができる。

こちらは向かいにある放送室。災害時には、本部からの指示を受け、すぐに同報無線を流す。

そして今日の話のメインの「ハザードマップ」(防災地図)。
「防災週間」に合わせ、市役所庁舎2階のロビーに「自分で作るハザードマップ 高校からの提案」が展示されている。

吉原高校学校生徒会防災委員会の皆さんが製作したものだ。
富士市の地形を等高線(標高)に沿って色分けしている。
東名高速以南を5mごとに色分けした地図。


誰もがイメージするように、全体としては北(富士山)から南(海)に向い低くなる。
それを2~3mごとに細かく色分けするとこのように。


写真の角度もあるが、北西から南東に向い傾斜(低く)しているのがわかる。
更に田子の浦港から市役所、吉原本町あたりまでの部分を見ると、「西高東低」が著しい。

地図の赤い着色は、鉄筋3階建て以上の建物だそうだ。
「簡易津波ビルマップ」の出来上がりだ。
自主防災会での検討や、町内の皆さんに周辺の状況や避難ビルの場所を伝えるのにとても役立ちそうだ。
このハザードマップは、国の国土地理院で公開されている地図(もちろん無料)と、3,500円で市販されている地図作成ソフトで製作したそうだ。


高校生が言っている。
「地域の自主防災会やPTA、NPOなどで『地図を作りたい』という需要があると思います。『地図づくり』をお手伝いすることで、勉強させてもらえることが多いのではないかと思っています。興味をもたれた方は、私たちに声をかけていただければと思います。」
いかがでしょうか。

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by koike473 | 2011-09-07 07:44 | 防災 | Trackback | Comments(0)